UEFA(欧州サッカー連盟)は欧州スーパーリーグ(SL)のに関わってるクラブに対してUEFAチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグなどUEFA主催の大会で最長2シーズンの出場停止処分を科す可能性があるようだ。5日、アメリカメディア『ESPN』が報じている。
欧州スーパーリーグは現在欧州サッカー連盟(UEFA)主催のもとで行われているコンペティションに対抗するリーグ戦として、複数クラブのオーナーによりかねてから計画されると、先月18日に創設を発表。欧州の主要メディアは今回のSL創設ではレアル・マドリードはのフロレンティーノ・ペレス会長が主導のもと行われたと報道しているほか、参加クラブはレアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドなど12クラブに及んでいた。
しかし、欧州スーパーリーグがフットボールの歴史や文化をないがしろにして、ビジネス面がさらに強調されたものであるとして各方面から猛烈な反発に遭うと、創設からわずか数日後にマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、トッテナム・ホットスパー、アーセナル、リバプールのプレミアリーグ6クラブやアトレティコ・マドリードが参加辞退を正式表明。さらにSL側はプロジェクトの再構築を行うため、中断を発表した。
現時点でミラン、ユベントス、バルセロナ、レアル・マドリードはSL参加辞退の意向を示していないが、UEFAはSL撤退を表明していないクラブに対して処分を科すことを検討しているようだ。欧州スーパーリーグの計画はすでに頓挫した様相を呈しているが、UEFAによる圧力は今後も続きそうだ。
コメントランキング