ウディネーゼのアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルは今夏退団の可能性が依然として残っているようだ。9日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
デ・パウルはバレンシアをへて2016年夏にウディネーゼに加入。移籍1年目から公式戦33試合に先発出場して主力に定着すると、中盤や前線に近いポジションでチームをけん引する存在に成長。今季もここまでリーグ戦19試合でフル出場を果たしているほか、昨年11月に行われたセリエA第6節・ミラン戦以降は全試合でキャプテンマークを巻いている。一方、同選手の去就を巡っては、かねてからインテル、ユベントスやミランなどイタリア国内の複数クラブが関心を寄せているほか、リバプールが今夏退団が濃厚であるオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの後釜候補としてリストアップしている。
その中、デ・パウル本人はクラブ公式チャンネルのインタビューにおいて、妻の出産を控えている現状をふまえて移籍による生活環境の変化を望んでいないことや、今年1月にクラブ幹部へ残留を要請していたことを明かしていた。
しかし、ウディネーゼのパスクアーレ・マリーノSD(スポーツディレクター)は「彼はヨーロッパでトップレベルにあるクラブの多くが獲得を望むような選手だ。彼がここを離れないことを望んでいるが、今年の夏にどこかのクラブが彼とサインを交わして、チームのレベルを引き上げるだろうね」と語っており、今夏退団の可能性があることをほのめかしている。
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