エバートンのカルロ・アンチェロッティ監督は現在パリ・サンジェルマン(PSG)にレンタル中のFWモイーズ・キーンを完全移籍により放出する可能性を認めているようだ。9日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
ユベントスの下部組織出身であるキーンは2019年夏にユベントスからエバートンへ加入。移籍1年目で公式戦33試合に出場したものの、うち8試合でしか先発メンバーに名を連ねておらず2得点に終わったこともあり、昨夏にPSGへ1年レンタルにより加わっていた。今季はトーマス・トゥヘル前監督のもとで公式戦14試合で先発出場を果たすと、マウリシオ・ポチェッティーノ新監督のもとでも2試合連続で先発メンバーに名を連ねてゴールをあげている。
エバートンとの契約期間を2024年6月まで残している同選手の去就を巡っては、キーン本人がPSGへの完全移籍を望んでおり、かつエバートンも2700万ポンド(約38億円)以上のオファーが届けば放出するものとみられる。その中、アンチェロッティ監督は9日に行われた記者会見にて「まずは本人の希望を把握しなければいけない。もし彼がPSGにとどまりたいのであれば、当然だが両クラブが交渉のテーブルに着いて議論する必要がある。PSGが彼とサインを交わしたいのであれば、我々は話し合いに応じるよ」とコメントを残している。
なお、一部ではPSGはキーンの獲得へ3100万ポンド(約44億円)を用意しているという噂が飛び交っている。同選手の今後についてこの1月中に何らかの発表が行われることはあるのだろうか。
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