ミランに所属するイタリア人FWファビオ・ボリーニという選手をご存知だろうか。日本国内では、サッカーにそれなりの情熱を捧げる方なら知っている方も多いだろうが、知名度はそこまで高くない選手だ。
このボリーニという選手からは多くのことが学べると私は考えている。これはサッカー選手を目指す人だけではなく、学生や社会人など多くの人にとってだ。まず、ボリーニという選手について軽く説明しておきたい。
ボリーニは2007年にチェルシーのスカウトにより引き抜かれ、16歳でユースチームに加入。リザーブチームでスタメンを勝ち取った。エリートと呼んでもいい選手だ。しかし、彼は一流選手と呼ばれるグループに入ることはできなかった。リバプールなど、ビッグクラブでプレーした経験もあるが、基本的にはバックアッパー(サブ)として起用されていた。
そのボリーニがミランにやってきたのが2018年夏のこと。買い取りオプション付きのレンタルで加入し、1年後には完全移籍を果たす。
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