海外日本人選手 Jリーグ

海外組・Jリーグ日本人選手ベストイレブン【2026年10月27日~11月1日】

坂元達裕 写真:アフロスポーツ

MF坂元達裕(コベントリー・シティ/プレミアリーグ)

プレミア初ゴールで残留争いを制した

10月31日:プレミアリーグ第9節/コベントリー・シティ vs サンダーランド/コベントリー・ビルディング・ソサエティ・アリーナ(ホーム)/3-1

コベントリー・シティのMF坂元達裕は、サンダーランド戦にフル出場。前半17分、こぼれ球に反応し、ペナルティエリア手前から左足ダイレクトでゴール左隅に先制点を決めた。これがプレミアリーグ初ゴールで、日本人15人目の同リーグ得点者となった。クラブ公式がプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出。

地元メディア『CoventryLive』も8点をつけ、「今シーズン、これほど人気のある得点者はいないだろう」と絶賛。地元ファンからも「完全にふさわしい」と称賛の声が寄せられた。残留争い直接対決での勝利に大きく貢献し、代表招集へのアピールとなった。3戦連続先発となった今、継続的な活躍が求められる。


佐野航大 写真:アフロスポーツ

MF佐野航大(PSVアイントホーフェン/エールディヴィジ)

ボランチの位置からゴール前に顔を出す積極性が光る

10月31日:エールディヴィジ第11節/PSVアイントホーフェン vs ヴィレムII/フィリップス・スタディオン(ホーム)/7-0

PSVアイントホーフェンのMF佐野航大は、今夏加入後、リーグ戦で9試合連続先発出場を果たし、ヴィレムII戦で今季2点目を挙げた。5-0でリードした後半32分、股抜きのワンツーでFWリカルド・ペピとパスを交換し、エリア内でリターンを受けて冷静に右足で流し込んだ。攻撃の組み立てだけでなく、トランジションからゴール前まで進入する積極性が光った。

7-0の大勝に、かつて選手としてジェフユナイテッド市原でプレーした(1996~1997、1999)ピーター・ボス監督も「一番気に入っているのは、彼らが最後までやり遂げたこと」とチーム全体を評価し、佐野航の走力と判断力も光った。オランダの名門で欠かせぬ戦力となった23歳の成長はとどまるところを見せず、日本代表でも存在感を高める材料となった一戦となった。


松木玖生 写真:アフロスポーツ

MF松木玖生(サウサンプトン/EFLチャンピオンシップ)

2戦連続先制弾でプレミア昇格争いを牽引する存在

10月31日:EFLチャンピオンシップ第13節/サウサンプトン vs クイーンズ・パーク・レンジャーズ/セント・メリーズ・スタジアム(ホーム)/4-1

サウサンプトンのMF松木玖生は、クイーンズ・パーク・レンジャーズ戦に2試合連続で先発し、今季リーグ戦4ゴール目を記録した。前半11分、ボックス内で味方シュートのディフレクションに反応し、ゴールを背にした状態から鮮やかな反転。利き足ではない右足でファーサイドに突き刺す先制点を決めた。

現地のクラブ専門サイトも「自信に満ちあふれたプレイを披露している」「2桁得点という目標の半分近く」と称賛。直近の出場で得点を重ねる好調ぶりで、チームの2連勝に大きく貢献した。代表デビュー後もクラブで結果を出し続け、攻撃的MFとしての存在感を高めている。昇格争いの中で欠かせない存在になりつつある。


後藤啓介 写真:アフロスポーツ

FW後藤啓介(フライブルク/ブンデスリーガ)

途中出場から劇的2ゴール!メディアも大絶賛

10月28日:DFBポカール2回戦/フライブルク vs ヴォルフスブルク/オイローパ=パルク・シュタディオン(ホーム)/3-2

フライブルクのFW後藤啓介は、ヴォルフスブルクとのDFBポカール2回戦に後半23分から途中出場し、わずか約25分間のプレーで8タッチ2ゴール。後半30分にCKから高い打点のヘディングで同点、後半アディショナルタイム(後半47分)にロングボールを完璧なトラップで収めてループシュートで決勝点を挙げ、逆転勝利に導いた。

ドイツメディア『Get German Football News』は両チーム単独最高の「9」をつけてMOMに選出し、「赤髪の魔術師」と絶賛。現地紙も「完璧なジョーカー」と称えた。チームメイトも「まるでアニメで…必殺技を繰り出すよう」と興奮し、SNSでも美し過ぎるループシュートが絶賛された。xG(Expected Goals/ゴール期待値)が0.53と低かった中での貴重な2得点が際立つ。出場時間が限られる中での爆発力は評価できる一方、ブンデスリーガ第8節のアウクスブルク戦でもベンチスタートとなり、0-1の後半17分、フライブルクのMF鈴木唯人に代わって出場すると、3分後に同点ゴールをアシスト。チームはその後も追加点を挙げて逆転勝利を飾ったが、スタメン定着への課題は残る。


塩貝健人 写真:アフロスポーツ

FW塩貝健人(ヴォルフスブルク/ブンデスリーガ2部)

前半2ゴールで存在感。若手対決を盛り上げた

10月28日:DFBポカール2回戦/フライブルク vs ヴォルフスブルク/オイローパ=パルク・シュタディオン(アウェー)/3-2

ヴォルフスブルクのFW塩貝健人は、フライブルクとのDFBポカール2回戦に先発出場し、前半8分に裏抜けからの右足で同点弾、前半43分にCKからのヘディングで逆転ゴールを挙げて前半だけで2得点。今季初ゴールを含む活躍で、2部クラブながらも、1部クラブ相手に一歩も引かない試合を演出した。後藤が主役を演じた試合となったが、存在感は十分だった。

結果的に逆転されたが、本人は「持っていかれた感はある」と語りつつ刺激を受けたといい、現地でも21歳の日本人同士の競演として注目された。決定力と身体能力は光るが、最終的に敗れてしまった点は悔やまれる。2部でのコンスタントな出場を続ける中で、このような結果を残せれば代表での競争力を高められるだろう。


仲川輝人 写真:アフロスポーツ

FW仲川輝人(FC東京/J1リーグ)

2試合連続2ゴールで暫定首位浮上に貢献。J1通算50得点を突破

10月31日:J1第13節/ファジアーノ岡山 vs FC東京/JFE晴れの国スタジアム(アウェー)/0-4

FC東京のFW仲川輝人は、ファジアーノ岡山戦に先発出場し、前半アディショナルタイム(前半49分)のヘディングで先制、後半2分に左足で追加点を挙げて2ゴール。前節の水戸ホーリーホック戦に続く2試合連続2得点となり、チームの4-0完勝と暫定首位浮上を牽引した。J1通算ゴールは50を超え、51に伸ばした。嗅覚の良さと冷静なフィニッシュが光り、ベテランの経験を活かしたプレーは評価できる。ただ、得点の多くが相手ミスやこぼれ球に絡む形だった点は、さらなる自発的なチャンス創出を期待したいところだ。代表争いでは、こうした結果が安定感の証明となる。

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名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

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