
日本代表FW原大智は2026年1月、京都サンガからザンクトパウリへ完全移籍。MF藤田譲瑠チマやDF安藤智哉がレギュラーに定着するなか、26歳のストライカーは出場時間わずか32分という厳しい現実に直面。2025/26シーズン終了後の去就にも注目が集まっている。
ドイツ『ligainsider』が伝えたところによれば、アレクサンダー・ブレッシン監督はウニオン・ベルリンとの一戦を前に、原の現状について正面から言及した。「彼はまだプロセスの途中にある」という一言が、現時点での序列を如実に物語る。
だが、指揮官の言葉はそこで終わらなかった。
ブレッシン監督はトレーニングでの原の姿勢を「全力を尽くし、決して気を抜かない」と明確に評価。残り7試合では「すべての選手が必要になる」とも述べており、シーズン終盤での起用を示唆している。32分という数字だけを切り取れば悲観的に映るが、指揮官がここまで公言する選手の扱いとしては、決して冷遇とは言い切れない。
一方でザンクトパウリの状況は楽観できない。3月末の時点で16位に沈んでおり、2部降格の可能性が現実味を帯びている。ドイツ紙『MOPO』はすでに「降格した場合でも原が残留する可能性がある」と報じており、同クラブが原を戦力として計算していることは間違いなさそうだ。
問題は、降格という最悪のシナリオが実現した際に、原自身が2部リーグでのプレーを選択するかどうかだ。現時点でJリーグ復帰の可能性は報じられていないものの、欧州で魅力的なオファーが届かなかった場合に日本へ戻るという決断を下すケースは排除できない。
「プロセスの途中」という言葉が祝福なのか、やんわりとした戦力外通告の前置きなのか。シーズン終盤7試合での起用がなければ、その答えは自ずと明らかになる。
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