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冨安健洋と板倉滉がアヤックス退団へ!背景に高額年俸やクラブへの不満・対立?

冨安健洋(左)と板倉滉(右)写真:アフロスポーツ

 アヤックス所属の日本代表DF冨安健洋とDF板倉滉は、いずれも2026年夏に退団する模様。FIFAワールドカップ北中米大会の代表メンバー入りが期待される一方、現所属クラブでは出場機会や起用法などを巡る”くすぶり”が続いており、W杯イヤーの移籍が現実味を帯びてきた。

 オランダ『フットボール・トランスファーズ』は1日、アヤックス所属選手の去就を特集。「守備陣では最も大きな整理が予定されている」とし、「板倉滉とヨシプ・シュタロは退団が既定路線である」とした上で、「復帰予定のアフメトジャン・カプランとニック・フェルスフーレンも新天地を探す可能性が高い。さらに、オレクサンドル・ジンチェンコと冨安健洋は契約満了を迎え、契約延長しない見通しとなっている」と伝えた。

 冨安に関しては、アヤックス幹部が残留を望んでいるものの、選手側が契約延長に応じない可能性が取りざたされている。現地メディア『AD』は3月末に「彼はアーセナルで500万ポンド(約10億円)の年俸を受け取っており、これはアヤックスの給与体系には収まらない金額だ」などと、契約内容を巡り両者が平行線をたどっている現状を伝えていた。

 板倉の問題はさらに根が深い。ボルシアMG時代にセンターバックの主力として活躍した選手が、アヤックスでは一時アンカーでの起用を強いられていた。オランダ『サッカーニュース』は2026年1月、「板倉はアンカーで完全に迷子になっていた。同ポジションで機能しないとなれば、放出候補に含まれる」と容赦なく切り捨てている。

 さらにオランダ『VI』は、板倉が「プレータイム不足を理由にアヤックスで不満を抱いている」「自身の起用法を巡り、監督に意見をぶつけた」と報じ、監督やフロントとの対立が表面化。本職外のポジションで消耗し続ける状況は、選手としてのピークを迎える時期に許容できるものではない。

 2人が退団見込みとなった背景には、クラブの大規模な構造改革もある。アヤックスはジョルディ・クライフをテクニカルディレクターに迎え、今夏は全ポジションで大規模なセンス湯の入れ替えを敢行する方針。給与体系の見直しも並行して進める見通しであり、戦力価値が不透明な外国籍選手は整理の筆頭に位置づけられている。

 2026年3月の日本代表活動で不参加となるなど、今もなおコンディション不良に悩まされている冨安。そして一時本職ではないアンカーで起用され続け、センターバックでは控え要員となっている板倉。クラブとの関係性は決して良好とは言えないだけに、オファー次第ではアヤックスを離れるとみられる。