
ナッシム・ベン・カリファ
3人目は、元スイス代表FWナッシム・ベン・カリファだ。スイスのグラスホッパー・クラブ・チューリッヒの下部組織から、2008シーズンにトップチームへ昇格しプロキャリアをスタートさせた。1年目は出場機会が限られたものの、2年目の2009シーズンにはリーグ戦25試合8ゴールを記録。この活躍を受け、2010年にはスイス代表に初選出され、ドイツのVfLヴォルフスブルクへ移籍するなど、順調なステップアップを遂げた。
その後は母国スイスをはじめ、トルコ、ベルギー、チュニジアなど複数のクラブでプレー。2022年4月には、かつてグラスホッパーやエスキシェヒルスポル・クリュビュで指導を受けたミヒャエル・スキッベ監督(当時)のもと、サンフレッチェ広島へ完全移籍で加入した。
広島では2シーズンでJ1リーグ51試合7ゴールを記録。続く2024シーズンからは福岡へ完全移籍したが、度重なる負傷の影響もあり、2シーズンでJ1リーグ15試合1ゴールと、助っ人ストライカーとしては物足りない数字にとどまっている。
百年構想リーグでも4試合1アシストと、得点面での貢献は限定的だ。この状況が続けば、2026/27シーズンを前に福岡を離れる可能性は高いと言えるだろう。
キム・ムンヒョン
4人目には、DFキム・ムンヒョンを挙げる。韓国のFC安養U-18出身でトップチーム昇格は叶わず、セルビアへ渡り、同国2部のFKヤヴァル・イヴァニツァでプロキャリアをスタートさせた。しかし、出場機会を得られず一度は現役引退を決断。兵役のため帰国することとなった。だが、兵役期間中の訓練で筋力や走力が向上したことをきっかけに、再びプロサッカー選手を目指すようになる。
2024年にはセミプロのTNT FCでプレーし、一定の結果を残すと、昨年1月に九州サッカーリーグのFC延岡AGATAへ練習生として参加。同月に行われた当時J1の横浜FCとのトレーニングマッチ(TM)では、相手攻撃陣を封じ込める活躍を見せる。さらに翌日の福岡とのTMでは福岡側として出場し、走力とフィジカルを活かした守備で強烈なインパクトを残した。
その評価を受け、同月30日付で福岡に正式加入。しかし加入後は出場機会を得られない状況が続き、今シーズンの百年構想リーグでもベンチ入りすら果たせていない。現在23歳と若さはあるものの、このまま状況が好転しなければ、2026/27シーズンは他クラブへの期限付き移籍となる可能性が高いだろう。
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