Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

磐田MF「札幌の守備は緩い」が話題!今季初完封勝利の裏で突きつけられた残酷な現実とは

川井健太監督 写真:アフロスポーツ

 北海道コンサドーレ札幌は14日に行われたJ2・J3百年構想リーグで、ジュビロ磐田に1-0で勝利。今季初めてクリーンシートでの白星を挙げたが、その一方で磐田所属の一部選手によるコメントが話題を呼んでいる。

 Jリーグ公式サイトによると、磐田所属MF井上潮音は試合後のインタビューで「札幌の守備が緩いというスカウティングはありましたし、こういう相手から点を取ることができなければ難しいと思います」とコメント。「チャンスのところでシュートを打ち切れなかったり、点を決め切れなければ、必然的に相手の時間帯になってしまう。今日の試合は最後に耐え切れなかったというよりも、攻撃で仕留め切れなかったことが(敗戦の)大きな要因」と、自軍の決定力不足を悔やみつつ、対戦相手の印象を率直に語った。

 無失点で勝利を収めた札幌にとって、この「守備が緩い」という指摘は看過できないかもしれない。同クラブは2025シーズン終了後に元サガン鳥栖指揮官の川井健太氏を招へいしたが、今季はここまで2勝4敗(うち1試合でPK戦)と黒星が先行しており、グループBで8位に低迷。前節までの失点数は10、1試合平均2失点と守備陣の改善が急務だ。

 結果として今節はクリーンシート達成での勝ち点3という成果を得たものの、対戦相手からは依然として「攻略しやすいチーム」と分析されていた事実が、このインタビューによって浮き彫りになっている。

 川井監督体制のもと新たなスタイルを構築中の札幌。今回の井上の発言は、勝利の喜びの一方で、守備組織の再構築がまだ道半ばであることを突きつける格好となった。今後、この「緩い」という評価をいかにして覆していくのか。指揮官の手腕と、選手たちの修正力が改めて問われている。