
プレミアリーグの長い歴史の中でも、1つのクラブで時代を象徴する存在となった選手は多くない。リバプールで長く主力としてプレーしてきたエジプト代表のFWモハメド・サラーは、その数少ない存在の1人だ。だが、今2025/26シーズンはこれまでとは異なる状況に直面している。
UKメディア『Football Today』は「サラー、リバプールのスターが今シーズンに急激な不振へ陥った理由」と題した記事を掲載。この中で、サラーの今シーズンのパフォーマンス低下について言及している。
サラーは長年にわたりクラブの中心としてプレーし、リバプールでは公式戦431試合で252ゴール121アシストを記録。クラブ歴代得点ランキング3位に位置し、プレミアリーグでも単一クラブでの最多ゴール関与記録を持つ選手となっている。しかし今シーズンは、ゴール数が2桁に届かないままシーズンを終える可能性がある状況だ。
リバプールは、現地3月3日にウルバーハンプトン・ワンダラーズ戦(1-2)で、サラーがリーグ21試合目で今シーズン5ゴール目を記録した。しかし、同ゴール前にはリーグ10試合連続ノーゴールの期間もあった。
同メディアは、サラーのパフォーマンス低下の理由として年齢によるフィジカルの低下が指摘されている点に触れている。ただし、リーグ戦のスプリント回数や走行距離のデータを見ると、昨シーズンと大きな差はなく、運動量自体が大きく落ちているとは言い切れないとも伝えている。
その上で、より大きな要因として挙げられているのが戦術面の変化だ。リバプールにはMFフロリアン・ビルツ、FWウーゴ・エキティケ、FWアレクサンデル・イサクらが加入し、攻撃の構成が変化。サラーがペナルティーエリア内でボールを受ける回数も減少しているという。
同メディアによると、サラーの今シーズンのペナルティーエリア内でのボールタッチは1試合平均約7.5回で、過去3シーズンの平均約10回から約25%減少。また、総タッチ数のうちエリア内の割合も昨シーズンの21%から15%へ低下しているとのことだ。
相手ペナルティーエリア内でのボールタッチ数が減れば、得点機会やゴールも減る。
同メディアはこうしたデータを示しながら、サラーの今シーズンの数字低下には戦術的な変化が影響している可能性があると指摘している。
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