
キャンプでのリラックス法
キャンプインしてから早1か月。ホテルでの過ごし方は選手それぞれだ。同じく新加入のMF岡田優希が部屋で一人の時間を大切にしている一方で、大卒ルーキーの泉は“らしい”方法で気分転換とチーム内のコミュニケーションを図っている。
「2次練習がない成田キャンプでは、『クラッシュ・ロワイヤル』というスマホゲームをやっています」と笑顔で明かした。さらに、このゲームが思わぬ縁を生んでいるという。「メディカルチェックの時に、GKのチョン・ソンリョンさんが(クラッシュ・ロワイヤルを)プレーしていることを知って、すぐにゲーム内でのフレンドになりました(笑)。あとは(清水)一雅くんと(石井)稜真くん、同部屋の(村上)力己もやっていることが分かったので、今では皆でやっています」。
ゲームをきっかけに先輩やベテランとも自然に距離を縮め、ピッチ外でも着実に輪を広げている様子がうかがえた。
兄との対戦を熱望!年末に交わした約束とは
今シーズンから福島に加入した泉。実はRB大宮アルディージャのドリブラーMF泉柊椰を実兄に持つ。第3節では、その大宮との対戦を控えており、彩稀がピッチに立てば、プロの舞台での兄弟対決が実現する可能性もある。そのシチュエーションについて問うと、「まずは試合出場時間を確保するためにも、いわき戦や練習でもどんどんチャレンジをしていきたいと思います。大宮戦ではマッチアップまではいかないかもしれませんが、当たる場面はあると思うので、兄の特徴でもあるドリブルをしっかり潰しつつ、自分の武器でもある左足のキック精度も出せれば、J3リーグでも通用すると思うので、そこを目標にチャレンジしたいです」と、冷静さのなかに闘志をにじませた。
さらに、大宮戦は家族にとっても特別な一戦になりそうだ。「両親が来るかは分からないですけど、母は絶対に来るので、年末に兄と会ったときに、“お互いに活躍して親を喜ばせよう”と約束しました」と兄弟から両親へ、これ以上ない恩返しを誓っているようだ。
どの質問にも冷静に言葉を選んで応じる姿が印象的だった。その落ち着きはピッチ上でも体現されている。戦術理解がさらに深まれば、一気にブレイクする可能性は高そうだ。
「人の心を動かす選手になりたい」。そう語る22歳の大卒ルーキーに注目したい。
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