
ブンデスリーガのべルダー・ブレーメンは、今2025年夏にEFLチャンピオンシップのサウサンプトンからレンタルで獲得した日本代表DF菅原由勢について、契約に含まれる買い取りオプションを行使するか判断しかねているようだ。
UKメディア『Football League World』は、ドイツメディア『Bild』の報道を引用し、ブレーメンが日本代表右サイドバックの菅原に対する現在のスタンスを伝えた。同メディアによると、菅原のレンタル契約には600万ユーロ(約11億円)の買取オプションが含まれているが、クラブの財政状況を理由に行使するかどうかは不透明だという。
菅原は昨2024/25シーズン、サウサンプトンでプレミアリーグ降格を経験した。クラブの降格によって2部でのプレーがキャリア面で不利になり得るとして、菅原は代理人から「欧州5大リーグのクラブに移籍先を見つける必要がある」と伝えられていたと同メディアは伝えた。
菅原は今2025/26シーズン、ブンデスリーガ第2節のバイエル・レバークーゼン戦(3-3)でデビューし、ボルシア・メンヒェングラートバッハ戦(4-0)ではブレーメンでの初アシストを記録した。しかし、フライブルク戦(0-3)では大幅なパフォーマンス低下で厳しい批判を浴びた。
当時、菅原本人は『Bild』に対し、住居が見つからないなどの理由で当初はドイツでの生活に適応するのが難しかったと明かしている。
ブレーメンのスポーツディレクター、ペーター・ニーマイヤー氏は同メディアに対し、菅原の総合的なパフォーマンスには「非常に満足している」と語った。
菅原のサウサンプトンとの契約は2028年6月末までとなっており、ブレーメンへの完全移籍実現は今後の活躍次第となるのは間違いなさそうだ。
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