Jリーグ モンテディオ山形

元鹿島アントラーズMF土居聖真、モンテディオ山形残留示唆!

土居聖真 写真:Getty Images

 かつて鹿島アントラーズに在籍していたMF土居聖真は現在、モンテディオ山形の主力選手として活躍。チームはJ1昇格を果たせなかったが、今オフは残留する見込みとみられる。

 地元メディア『テレビユー山形』で12月2日に放送された報道番組によると、土居本人はインタビューで「声援は僕ら選手にしっかり届いています」とファン・サポーター等に対する感謝の思いを述べた上で、「来シーズンも皆さんのために頑張ろうと思います」とコメント。間接的にではあるが自身の去就に言及しており、山形残留が基本線とみられる。

 山形県出身の土居は、下部組織時代から2024年7月まで鹿島に在籍。J1リーグ、天皇杯、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)と複数のタイトルを獲得するなど、クラブの功労者として評価されていたが、2024年7月25日に山形へ完全移籍している。

 その山形では、J2第25節・徳島ヴォルティス戦で決勝ゴールを挙げる鮮烈デビューを飾ると、そこからチームも破竹の連勝街道を突き進み、J1昇格プレーオフ圏内でフィニッシュ。2025シーズンもリーグ戦34試合の出場で8ゴール4アシストをマークするなど、必要不可欠な戦力として結果を残している。

 土居は地元クラブである山形への移籍後、即座にチームの中心として存在感を放ち、結果で価値を証明してきた選手である。その彼がファンへの謝意とともに来季への意欲を語ったことは、クラブにとって大きな安心材料であると言える。

 J1昇格を果たせなかった悔しさは残るものの、土居の覚悟ある言葉は、来季こそ悲願達成への原動力となるはずだ。主力の残留が確実視される今こそ、山形はさらなる戦力強化とチーム力向上を図り、より高みを目指すべき局面にあると言える。