Jリーグ 清水エスパルス

清水への帰還が待ち遠しい!期限付き移籍先で活躍する3選手【Jリーグ】

清水エスパルス 写真:Getty Images

小竹知恩(ザスパ群馬)

今季の清水には、高卒ルーキーがユースからのトップ昇格を含めて複数いる。そのうちの一人がMF小竹知恩だ。昨季、ユースからは一足早くMF西原源樹がトップで出場機会を増やし、リーグ戦で複数のゴールに絡むなど見せ場を作った。小竹もまた、スピードを活かした突破力を武器に世代別代表にも選出され、彼のトップチーム昇格を待ちわびたファンやサポーターも多くいたことだろう。

小竹は今季トップチームで開幕を迎え、リーグ戦第7節の湘南ベルマーレ戦で初出場。さらにYBCルヴァンカップ2回戦のジュビロ磐田戦では先発出場を果たし、開始早々のゴールをアシストするなど見せ場を作った。そして今夏、J3で苦しんでいたザスパ群馬へ期限付き移籍すると、毎試合のようにベンチ入りし途中出場からアシストを挙げるなど躍動。直近4試合はいずれもスタメン出場して3つのアシストを記録しチームの今季初4連勝に貢献している。

現在の清水には、小竹と同世代の西原のほかにもMFカピシャーバやMF松崎快など両サイドにスピードと突破力に定評のある選手が揃う。しかし、フィジカル面や高さといった部分では小竹に優位な部分も多く、出番を増やせる可能性も大いにあるはず。群馬にとっても重要な戦力となりつつあるが、今冬の去就に注目したい。


川本梨誉(清水エスパルス所属時)写真:Getty Images

川本梨誉(FC岐阜)

今季の開幕当初、清水から期限付き移籍した選手のうち、複数名がJ2でシーズンをスタートさせた。しかし、夏の移籍で状況は一変。FW千葉寛汰は清水へと戻り、ブラウブリッツ秋田に所属していたFW川本梨誉はJ3で下位に沈んでいたFC岐阜へ移籍するなど、前半とは全く異なる後半戦を過ごしている。

川本は今季、秋田での武者修行からスタートしたものの出場機会を十分に得られず、無得点のまま前半戦を終えた。しかし、岐阜への移籍後はスタメン出場が増え、ここまで16試合で3ゴール2アシストをマーク。シーズン途中にカテゴリーを落としたが、確実に数字を伸ばしている。

前線での運動量の多さが大きな魅力の川本。細かくポジションを取り直しながら味方にパスコースを作り、前からのプレスでもチームに貢献できる。動きの量や献身性で言えば、清水のどのFW陣と比べても一切引けを取らない。今夏前線の選手に動きの多かった清水では、来季に向けて今冬は一層激しい序列争いが予想される。選択肢の1つとして川本の名が挙がるのか注目だ。

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名前:大島俊亮
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