
堀越・佐藤実監督「距離感を大切に」
ー本日、試合終えての感想を聞かせてください。
佐藤監督:今年のチームは、三鴨奏太が抑えられるとなかなか難しくて、どの試合もかなり苦しんでいたので、システムを変えたり色々な工夫をしました。本来、我々がしたかった「ボールをしっかり握って前進する」「最後はゴール前に鍵をかける」今日はそういう試合が出来たのかなと思います。
ー相手のドリブラーに2枚~3枚くらいついて絶対抜かせないという気持ちを感じました。
佐藤監督:極端な話、「殴り合え」と(選手たちに)言っているので(笑)それぐらいのマインドで行かないと、帝京さんのテクニカルでパワフルな選手たちを抑えることは難しい。それを今日のキーワードにしていました。「距離感を大切に」「この距離感だと殴られないから」「殴られたら殴り返せ」そういうイメージで伝えました。
ー両サイドの杉村充樹選手、濱岡大世選手が効いているように映りましたが、いかがですか?
佐藤監督:杉村はサイドバック、サイドハーフどちらも出来ます。高1から選手権の舞台を踏んでいましたし、経験値があります。サイドハーフだと後ろ向きになるが、サイドバックから前に出てくる方が彼の走力が活きるのではないかと。大世はもともとスピードはチームで一番早くて、今日はゴール前でふかすシーンなどもありましたが、元々はポテンシャルがある選手だと思っています。
ー強豪の帝京相手にこのような勝ち方が出来たことについていかがですか?
佐藤監督:正直、守りを固めて相手をリスペクトするというやり方もありました。日本代表みたいに(相手と)やり合わないと得るものがないと思っています。10回やって8回負ける相手かもしれないが、その2回をどうモノにするかが今回のゲームのポイントだったと思います。
堀越が1982年に創部して2年目で帝京高校と選手権で初対戦したんですが、これまで8敗していて、9戦目の今日で帝京さんにやっと初勝利しました。ロッカーでは「過去の戦績は気にするな。俺たちが積み上げてきたことをやろう」と伝えました。勇気を持ってボールも動かせてチャンスメイクも出来ましたし、決定的なチャンスは五分五分だったんじゃないかなと。防戦一方のゲームではなかったと思います。
ー前後半の守備に関して、1年生の山下聡太選手が光っていました。監督にはどのように映っていましたか?
佐藤監督:相手の攻撃のキーマンである10番と9番の選手をどう止めるか、そこがポイントだったんですが、聡太はほとんど仕事をさせていなかったし、効いていました。マークの受け渡しなどで違う選手が来ても、相手選手と入れ替わるシーンはほとんどなかったです。
ー(選手権2次予選)3連覇に王手がかかっていますが?
佐藤監督:私の現役時代は決勝で2回負けています。決勝で勝ったチームと負けたチームでは(全く違っいます)今までやってきたことが全否定されてしまう試合なので、勝つよりも負けないことを考えて毎回過ごしています。色々な部分を詰め込んで自分たちのやってきたことをしっかり出そうというマインド設定をしています。今年は駒沢ではなく味スタなので、環境も違います。ボールパーソンで行かせていただいたスタジアムなので、決勝戦がどんな展開になるかは想像がつかないです。どういう準備をしたらよいのか、(準決勝が)終わったばかりなので想像つかないというのが正直なところですね。
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