
11月8日、味の素フィールド西が丘(東京都)で第104回全国高校サッカー選手権大会・東京都2次予選Aブロック準決勝が行われた。第1試合は、昨年のAブロック覇者である帝京高校と、同じくBブロック覇者・堀越高校による注目の一戦となった。
2026シーズンからFC今治(J2)への加入が内定している帝京のMF久保恵音(3年)と、昨年度の全国高校サッカー選手権大会で2年生ながら得点王に輝いた堀越のFW三鴨奏太(3年)、ともに「10番」を背負うエースの激突も見どころで、気温15℃の中、会場には3,736人の観客が詰めかけた。
試合は開始早々に動いた。前半3分、堀越のMF杉村充樹(3年)がゴールネットを揺らし、堀越が先制。しかしそのわずか4分後、帝京はDF小林爽人(3年)のクロスのこぼれ球をMF杉岡侑樹(3年)が押し込み、同点に追いついた。その後は互いに譲らぬ展開となるも、前半32分に帝京のクリアミスで堀越が2-1と勝ち越し、前半を1点リードで折り返した。
後半は帝京の「10番」久保やFW宮本周征(3年)らのタレント陣にボールを集め猛攻を仕掛けるも、堀越の集中した守備を崩すことは出来ず、そのまま試合終了。堀越が前回大会代表校同士の激戦を制し、決勝進出を果たした。ここでは、試合後に行われた各監督インタビューとともに、この一戦を振り返る。

帝京・藤倉寛監督「力を発揮させてあげられなかった」
ー本日、試合終えての感想を聞かせてください。
藤倉監督:率直に子どもたちが悔しがっている姿を見て、一緒の思い、感情を抱いていました。
ーゲームの入りが悪い中で、1-1から1-2に勝ち越されるまでの選手たちの雰囲気はどうでしたか?
藤倉監督:終始自分たちの良さが出せないまま時間が過ぎていっているなという印象があったので、それが後半ガラッと変わってくれればなと思って、そのタイミングをうかがっていたような気がします。
ー全体的にどういう所が上手くいかなかったのでしょう?
藤倉監督:堀越さんがちゃんと私たちのことをスカウティングしていて、自分たちの良さを消されてしまいました。
ー1点ビハインドで前半を折り返しました。選手たちにどういう声掛けをしましたか?
藤倉監督:あまり細かいところは話していません。ゲーム前に0-0で拮抗していくゲームになるだろうとは話していました。40分があっという間に過ぎた後半でした。
ー後半投入された選手たちを、どのように送り出しましたか?
藤倉監督:彼らもそれぞれ特徴がある子たちなので、その特徴を存分に出して来いという意味合いで出しました。特別な声掛けはしていません。どちらにしてもゲームが落ち着かなく、自分たちの良さが出せなかったので、出て行った選手たちにそれを期待して送り出しました。
ー選手権大会本戦に出場できなかったことについてお聞かせください。
藤倉監督:全国で躍動する姿を想像していましたし、本人たちもそうですが、僕らも昨年とは違うカラーを見せられたらと思っていました。力を発揮させてあげられなかったです。
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