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「現実的なプラン」、トッテナム所属日本代表の高井幸大が1月にレンタル移籍へ?

高井幸大 写真:Getty Images

 プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーでは、出場機会を得られていない若手選手の扱いが課題となっているのかもしれない。今2025/26シーズンの冬の移籍市場を前に、クラブが次の動きを検討していると報じられている。

 インドメディア『To the Lane and Back』によると、プレミアリーグのトッテナムに所属する日本代表DF高井幸大が、2026年1月の移籍市場でレンタル移籍する可能性があるという。同メディアは、トッテナムが昨2024/25シーズンの冬に複数の若手をレンタル移籍させた実績を挙げ、今回も同様の対応を取る見通しを示した。

 クラブのアカデミー出身のDFアルフィー・ドリントンがスコティッシュ・プレミアシップのアバディーンに加入し、韓国人FWヤン・ミンヒョクがEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のクイーンズ・パーク・レンジャーズやポーツマスに移籍した事例が紹介されている。

 同メディアによると、スパーズ関連のポッドキャスト『Lilywhite Rose』を運営するジョン・ウェンハム氏は、高井について「負傷を抱えており、現実的なプランは1月までにフィットネスを取り戻してからレンタルに出ることだ」と語っている。さらに、「レンタルで様子を見て、次のプレシーズンにどの段階にいるかを判断する必要がある。DFラドゥ・ドラグシンが復帰すれば、高井よりも出場機会で優先されるのは当然だ」とも述べた。

 また、同メディアは、ドラグシンの回復状況が高井の去就に影響を与える可能性があると指摘。ルーマニア代表ドラグシンは前十字靭帯損傷により9か月以上離脱していたが、先月からチーム練習に復帰している。クラブは代表招集要請を断るなど、慎重な姿勢を崩していない。今後ドラグシンが完全復帰し出場機会を得るようになれば、高井のレンタル移籍が現実味を帯びると予測されている。

 同メディアは、トッテナムが高井の成長を見据え、イングランド2部クラブなど適切な移籍先の選定が重要になると結んでいる。