日本代表DF冨安健洋に古巣復帰報道！幹部反応「アーセナルで高額年俸を…」

　アビスパ福岡出身の日本代表DF冨安健洋は2025年7月、プレミアリーグ所属アーセナルを契約解除により退団。現在は日本国内でリハビリに励んでおり、FW前田大然ら擁するスコットランド1部セルティック、ミラン、インテル、ラツィオからの関心が報じられるなか、ベルギー1部シント=トロイデンVV（STVV）の関係者が再獲得の可能性に言及している。

　ベルギー『Voetbal』は20日に「STVVが冨安を再び獲得する可能性が取りざたされている」とリポート。「ベルギー1部の複数クラブにとって大きな武器になる」と争奪戦の可能性もあわせて伝えているが、STVVの幹部であるアンドレ・ピント氏はこう語ったという。

　「STVVには十分良い選手がいる。もちろん、冨安のようなトップレベルの選手が戻ってくるとなれば嬉しいが、彼は本当に復帰したいと思うのだろうか？アーセナルで高額年俸を稼いでいるだけに、復帰の可能性はないと感じている。もし興味を示したら、彼は年俸を大幅に下げるつもりだろうか？いずれにせよ、我々が彼を再び獲得するのは現実的ではない」

　冨安はかつて2018年1月に福岡からSTVVへ移籍。MF遠藤航（現リバプール）やMF鎌田大地（現クリスタル・パレス）ら現在の日本代表の主力選手とともにベルギー1部リーグの舞台で結果を残し、2019年7月にボローニャへ完全移籍している。

　なお、本人は7月に『内田篤人のフットボールタイム』（DAZN制作）へ出演した時点では、自身の去就について「（オファーは）ゼロです」「僕がエージェントに聞いていないというのもあります。あとは、リハビリに集中したいので考えていないというのもあります」などと語っていた。