
9月のインターナショナルブレイク期間中、アジア各国の代表チームが各地で試合を行い、それぞれ成果や課題を示した。
日本はアメリカ遠征で勝利を挙げられなかった。カリフォルニアで行われた9月7日のメキシコ戦は無得点に終わり、続く10日にオハイオで行われたアメリカ戦では0-2の敗戦。アメリカ代表は7月のゴールドカップ決勝でメキシコに敗れて以降、チームのアイデンティティを問う声が強まり、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の立場は厳しい視線にさらされていたが、日本戦では勝利を収めた。
日本は開催国を除き最初にW杯出場権を得た国で、欧州組を多数抱える組織的なチームだが、この遠征では成果を残せなかった。
一方で韓国はW杯アジア予選を6勝4分0敗で終え、グループ首位通過を決めていた。アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスに加入したFWソン・フンミンはアメリカ戦(2-0)と10日のメキシコ戦(2-2)で得点を挙げ、好調を維持している。
中央アジアでは中央アジアサッカー協会(CAFA)主催の大会の決勝戦が現地8日に行われ、2026FIFAワールドカップ(W杯)出場を決めたウズベキスタンが延長の末に1-0でイランを下して優勝。ウズベキスタンは、プレミアリーグのマンチェスター・シティ所属のDFアブドゥコディル・フサノフを中心に戦い、イラン代表は国内組主体で臨んだが敗戦となった。
オーストラリアは2025年も無敗を維持し、オセアニアサッカー連盟(OFC)予選突破を目指すニュージーランドとの連戦を制した。
W杯アジア最終予選のプレーオフでは、A組がカタール、UAE、オマーン、B組がサウジアラビア、イラク、インドネシアという構成で、各組1位が本大会出場、2位が大陸間プレーオフを懸けた決戦に進む。
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