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森保ジャパンはアジアの強豪国に軒並み敗戦。次戦の結果次第で解任論噴出か?

森保一監督 写真:Getty Images

 6月10日に行われるFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選の最終節のインドネシア戦を前に、日本代表の森保一監督に対する批判が再燃している。

 5日に敵地で行われた第9節のオーストラリア代表戦では0-1で敗戦。すでに日本が最終予選突破を決めていたとはいえ、アジアの強豪相手に控えメンバー中心で臨んだ結果の敗戦は、内容も乏しくサポーターには納得のいかないものとなった。

 森保ジャパンはAFCアジアカップでの過去2大会(2019、2023)敗退を含め、これまでアジアの強豪国に軒並み敗戦を喫している。

 日本は2019年のアジアカップ決勝でカタールに1-3で敗戦、2024年に行われたアジアカップ2023ではイランに1-2、イラクに1-2で敗戦。そして2026W杯最終予選のオーストラリア戦に至ってはホームで1-1の引き分け、アウェイで敗戦とアジアの強豪国に勝ち切れていない事実がある。

 こうした積み重ねの中でネット上には、森保ジャパンの5日の敗戦は看過されるべきではないという意見があり、「次のインドネシア戦で引き分け以下なら監督解任でいいと思う」や「突破してるから良しみたいな雰囲気作るのやめて欲しい」との声も上がっている。

 森保監督の判断にも厳しい指摘が多くGK谷晃生(町田ゼルビア)、DF俵積田晃太(FC東京)、そしてDF瀬古歩夢(グラスホッパー)の選考や起用に対しても疑問が呈されている。

 一方で2022年W杯で欧州の強豪国に勝利した経験があるのも事実だが、森保ジャパンはターンオーバー下手と評価するファンも存在する。同大会でのコスタリカ戦ではターンオーバーを実施した結果、攻撃が機能せず0-1で敗戦。さらに前述の2023アジアカップでのイラク戦もターンオーバーを試みたが失敗と、指揮官への信頼は揺らぐばかりだ。

 「(W杯優勝を掲げるなら)サブメンバーでもアジア如きに負けていい国じゃない」とする意見もあれば、「そもそも森保監督が就任当初からアジアの中で特別な成果を出していない」という現実的な指摘もある。

 10日に市立吹田サッカースタジアムで行われるインドネシア代表戦。この一戦の結果次第では、森保監督の続投に対して本格的な議論が巻き起こる可能性も否定できないだろう。