
アングロ=イタリアン・カップ(1970-1996)
アングロ=イタリアン・カップは、1970年から1996年まで、イングランドとイタリアのクラブが参加する国際大会として開催され、カルト的な人気を博した。
イングランドからはノッツ・カウンティ(現EFLリーグ2)やブラックプール(現EFLリーグ1)、イタリアからはクレモネーゼ(現セリエB)、ピアチェンツァ(現セリエD)など、下位クラブが優勝するという意外な結果で、マニアックなファンの間で話題となった。
しかし、参加チームの減少もあり、商業的にも成功したとは言えず。サポーターの暴動が頻発したことが決定打となり消滅することになる。もし続いていれば、イングランドとイタリアの下位クラブ間の交流がさらに広がっていた可能性もあっただろう。

ピースカップ(2003-2012)
韓国で2003年から隔年で開催されていたピースカップ。その主催者は統一教会(現世界平和統一家庭連合)の創始者である文鮮明総裁が設立した財団法人「鮮文平和サッカー財団」で、2012年大会をもって終了した。2009年大会はマドリードで開催され、レアル・マドリードやユベントスといったビッグクラブも招待された。
当時から統一教会による霊感商法は日本国内で問題視されていたが、唯一、Jクラブからは清水エスパルスが2007年大会に参加した。清水側は「統一教会の主催なら出場していない。財団と教会は直結した関係と認識していない」との立場を取り、各方面から抗議を受けながらも出場している。
清水は、元フランス代表FWカリム・ベンゼマを擁するオリンピック・リヨン(フランス)や、元アルゼンチン代表MFフェルナンド・ベルスキを擁するリーベル・プレート(アルゼンチン)、元アイルランド代表FWケヴィン・ドイルを擁するレディング(イングランド)と対戦した(グループリーグ3戦全敗)。当然ながらテレビ中継などされるハズもなく、その試合結果も新聞をはじめ、国内の各サッカーメディアは“完全無視”を貫いた。
文鮮明氏はサッカー好きで知られ、自身がスポンサーとなり、Kリーグの城南一和天馬(現城南FC)を所有していた。しかし文鮮明氏が2012年9月に死去すると、統一教会グループはスポーツ関連事業から手を引き、同大会は廃止。城南のスポンサーからも下りることになる。これは文鮮明氏の3番目の妻で総裁を継いだ韓鶴子氏の意向が大きく反映されているという。

スルガ銀行チャンピオンシップ(2008-2019)
JリーグYBCルヴァンカップ(ルヴァン杯/旧ヤマザキナビスコ杯)王者と、南米のCONMEBOLコパ・スダメリカーナの優勝チーム同士が、ルヴァン杯王者のホームで行う一発勝負の大会。2008年から2019年まで開催され「スルガ銀行チャンピオンシップ」と呼ばれていたが、正式名称は「JリーグYBCルヴァンカップ/CONMEBOLスダメリカーナ王者決定戦」となる。
Jクラブが相手であるにも関わらず、南米クラブのサポーターが大挙して来日することでも知られる。2018年大会では、ヤンマースタジアム長居でのセレッソ大阪戦に臨むインデペンディエンテ(アルゼンチン)のサポーターが、道頓堀を埋め尽くしたことがニュースにもなった。
しかし、2020年と2021年大会は東京五輪の時期と重なることで開催が見送られた。正式に大会終了のアナウンスはされていないものの、その後、スルガ銀行が冠スポンサーを下りたことで、再び同大会が開催されるかどうかが不透明なまま放置されている状態だ。
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