
AFCアジアカップ2027最終予選が3月25日に始まった。石井正忠監督が率いるタイ代表(FIFAランキング97位)はグループDの初戦でスリランカ代表(同200位)をホームで迎え撃ち、1-0で辛くも勝利した。終始主導権を握ったタイだったが、この日唯一の得点は43分のFWパトリック・グスタフソン(元奈良クラブ)のゴールだけで、石井監督は試合後、攻撃陣の決定力向上を要求した。
両チームはFIFAランキングでも大きな開きがあり、タイのホームゲームでもあるということで、大量得点でのタイの勝利が期待されたが、スタメン11人中8人が帰化選手のスリランカに思わぬ苦戦を強いられた。スリランカ代表は直前に行われたラオス代表との親善試合で、2-1の勝利を収めており、入念な準備でタイとの初戦に臨んだ。
タイは【4-2-3-1】のシステムを採用。攻撃陣には、MFチャナティップ・ソングラシン(元北海道コンサドーレ札幌、元川崎フロンターレ)、MFスパチョーク・サラチャート(北海道コンサドーレ札幌)、その弟であるFWスパナット・ムアンタ、FWパトリック・グスタフソン(元奈良クラブ)という日本人にも馴染み深いメンバーらが起用された。
両チームの実力差は明らかで、序盤からタイがボールを握って相手陣に攻め込むと、43分にFWパトリック・グスタフソンのゴールで先制。スウェーデン生まれのグスタフソンは、昨年9月にタイ代表デビューを飾り、ここまで11試合に出場し8ゴールを記録するなど、タイ代表の新エースとして存在感を発揮している。
このゴールの直前、スパナットが相手GKと接触。スリランカのアブドゥッラー・アル・ムタイリ監督はファウルを主張して激しく抗議したが、ゴール判定は変わらず、アル・ムタイリ監督は退場処分となった。監督不在が影響してか、後半のスリランカは防戦一方の展開。ただ、タイも攻撃陣が精彩を欠いて追加点を奪えず、試合はこのまま1-0でホイッスルが鳴った。
試合後、タイ代表の石井監督は選手たちの努力をねぎらい、特に控え選手たちのパフォーマンスを称賛。一方で決定力不足には懸念を示し、「この試合、守備で崩される場面はなかったが、攻撃陣は対応を急ぎ過ぎた。次のFIFAデイズの試合までに修正する必要がある」と語った。
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