Jリーグ

【J1リーグ2025】覚醒の兆し!シーズン序盤から大活躍中の若手4選

鈴木淳之介 写真:Getty Images

鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)

J1へ復帰した2018年以降、二桁順位が続いている湘南ベルマーレ。昨年も残留争いに巻き込まれ最終15位でシーズンを終えていた。しかし、そんな厳しいシーズンの中でも選手たちの成長ぶりには目を見張るものがあった。残念ながら今冬サンフレッチェ広島へと移籍していったMF田中聡を筆頭に、サイドで推進力を見せるDF畑大雅や新エースFW鈴木章斗、さらに2023シーズン途中に当時J3のY.S.C.C.横浜から加入したFW福田翔生と若手が着実に力をつけている。

そして今季、現時点で首位を走るチームにおいて成長著しいのがDF鈴木淳之介だ。昨年後半戦から定位置を掴んだ鈴木は、今季ここまで3戦すべてにフル出場を果たしている。寄せの速さや出足の鋭いパスカットなど、攻撃の芽を早い段階で摘み取る能力でチーム好調の一因となっている。

連勝しているとはいえ、すべて1点差のゲームであることからも鈴木らDF陣の重要性が窺い知れると言えよう。クラブ史上初の開幕3連勝で勢いに乗る湘南、このまま大型連勝で上位争いに残りたい。そのためにも、守備に安定をもたらしつつある鈴木にはさらなる成長が求められる。


高木践 写真:Getty Images

高木践(清水エスパルス)

昨年J2リーグ優勝を成し遂げ、3年ぶりとなるJ1復帰を果たした清水エスパルス。J1復帰初年度の今季は、18年ぶりにJ1開幕2連勝を達成し第3節では昨季2位の広島を相手に引き分け3戦負けなしと好スタートを切った。そんな清水で最も輝いているのが大卒2年目のシーズンを迎えているDF高木践だ。

清水のDFラインでは、今冬DF原輝綺が名古屋グランパスへと移籍。右サイドバックやセンターバックとして守備陣の要であった戦力を失っていた。しかし、原の背番号「70」を引き継いだ高木の活躍により、流出の影響を感じさせないシーズン序盤となっている。

昨年J2で13試合に出場した高木。今季はここまで3戦すべてにスタメン出場を果たしている。元々173cmと小柄ながらも高い身体能力には定評があったが、加えて今季は攻守両面で判断の良さが光る。開幕戦では背後を取る動き出しから先制点をアシストし、他の2試合においてもチャンスと見るやゴール前まで顔を出し守備でもカバーリングの速さを発揮するなど見せ場を多く作っている。原と同様サイドとセンター両方でプレーが可能であることも含めて、今季のJ1で最も成長が楽しみなディフェンダーと言えるだろう。

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名前大島俊亮
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