
DFジェイソン・キニョーネス(横浜F・マリノス)
- 国籍:コロンビア
- 年齢:27歳
- 前所属チーム:アギラス・ドラダス(コロンビア1部)
6人目は、横浜F・マリノスに加入したDFジェイソン・キニョーネス。センターバックを主戦場としており、フィジカルやスピード、身体能力の高さを兼ね備えている。昨シーズン所属したアギラスで公式戦34試合出場8ゴールとDFながら得点力の高さも見せつけ、リーグ屈指のプレーヤーである。
DF畠中槙之輔(セレッソ大阪へ移籍)やDF上島拓巳(アビスパ福岡へ移籍)、DFエドゥアルド(V・ファーレン長崎へ移籍)など主力として最終ラインを支えた選手が軒並み流出し厳しい冬となった横浜FM。キニョーネスの活躍がチーム躍進のカギを握っていると言っても過言ではない。

DFジェイソン・ゲリア(アルビレックス新潟)
- 国籍:オーストラリア、ウガンダ共和国
- 年齢:31歳
- 前所属チーム:メルボルン・ビクトリー(オーストラリア1部)
7人目は、かつてジェフユナイテッド千葉で3シーズン(2018~2020)のプレー経験がある現オーストラリア代表DFジェイソン・ゲリア。右サイドバックやセンターバックとしてプレーすることが可能であり、対人戦では無類の強さを見せている。ポジショニングも上手く危機回避能力の高さが窺える。守備面のみならず攻撃面においてもスピードを活かした縦への突破力など魅力的な面が多い。昨シーズンは公式戦17試合出場1ゴールを記録しており、攻守において活躍が期待される。

DFパトリック・ウィリアム(京都サンガ)
- 国籍:ブラジル
- 年齢:27歳
- 前所属チーム:リオ・アヴェFC(ポルトガル1部)
8人目は、京都サンガに加入したDFパトリック・ウィリアム。187センチの高さを活かした空中戦の強さや絶妙なポジショニングの良さ、インターセプト能力の高さで前所属のリオ・アヴェでは鉄壁の守備を構築してきた。
昨季55と失点の多さが目立った京都。それを改善するための補強と言えるだろう。4バックのセンターバック2枚には昨季の軸だったDF宮本優太やDF鈴木義宜、DFアピアタウィア久やDF麻田将吾がいる。しかし、ポテンシャルだけで言えば間違いなくウィリアムがチームで一番だろう。今季、京都の躍進は前述の選手をはじめとした「ディフェンスの安定」にかかっている。

DFカエターノ(ヴィッセル神戸)
- 国籍:ブラジル
- 年齢:25歳
- 前所属チーム:SCコリンチャンス・パウリスタ(ブラジル1部)
9人目は、ブラジル1部のコリンチャンスを退団となり、移籍金フリーでヴィッセル神戸へ入団したDFカエターノ。コリンチャンスの下部組織出身で2018年にトップ昇格。期限付き移籍により、オエステ、コリチーバなど複数クラブを経験している。昨シーズンはコリンチャンスで15試合に出場。足元の技術の高さや左足から繰り出される正確なフィードが持ち味であり、センターバックの他に左サイドバックでもプレーが可能でユーティリティ性にも優れている。
昨シーズン、神戸の左サイドバックはリーグ戦35試合に出場したDF初瀬亮が務めていたが、同選手は2月2日時点でまだ神戸との契約を結んでおらず、海外移籍を目指しているという噂も囁かれている。もし初瀬の移籍が決まれば、左サイドバックをカエターノが務める可能性は高そうだ。

GKウボング・リチャード・マンデー(ヴィッセル神戸)
- 国籍:ナイジェリア
- 年齢:19歳
- 前所属チーム:福知山成美高校
10人目は、ヴィッセル神戸に加入する高卒ルーキーのナイジェリア人GKウボング・リチャード・マンデー。194センチの長身を活かしたハイボール処理など高い身体能力を駆使したセービング技術に長けている。また、2022年から京都の高校で3年間過ごし関西弁もペラペラ。コミュニケーション面も心配無用だ。
現在神戸のGKは、昨シーズンJ1リーグで37試合に出場した前川黛也をはじめ新井章太やオビ・パウエル・オビンナなど層が厚い。リチャードはこれらの選手たちとの競争を経て、将来の正守護神を目指すことになる。順調に成長を遂げられれば、ナイジェリア代表入りも夢ではない。
今回は今オフに加入したJ1クラブのGK・DF外国籍選手10名を紹介した。将来性豊かなプレーヤーもいれば即戦力として迎えられた選手もいる。慣れない異国の地で本来持っているパフォーマンスを発揮するためには、シーズン前のキャンプでコンディションを上げていくことはもちろん、チームの戦術理解やチームメートとのコミュニケーションも重要な要素となる。つまり、チームにフィットできるかどうかが結果に繋がるだろう。
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