ガンバ大阪は1月6日、FW坂本一彩が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためチームを離脱したと公式発表。発表後に一部でベルギー1部KVCウェステルロー移籍の可能性が報じられているが、かつてアヤックスの練習に参加していただけに、オランダ方面からも熱視線を注がれているという。
現在21歳の坂本は、2022年にG大阪のトップチームへ昇格すると、ファジアーノ岡山への期限付き移籍を経て2024年に復帰。復帰1年目にJ1リーグ戦37試合の出場で10ゴール1アシストと、FW宇佐美貴史とともに攻撃陣に必要不可欠な選手として活躍。シーズン途中には、G大阪のパートナーシップ提携先であるオランダ1部アヤックスのトレーニングに参加していた。
そんな坂本はG大阪の2025シーズン始動日に姿を見せず。ベルギー移籍の可能性が取りざたされているが、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストは、2024年12月の時点で同選手のパフォーマンスに感嘆。Xでこう綴っていた。
「彼はすでに2024年夏にアヤックスのトライアルを受けている。G大阪はアヤックスとパートナーシップ提携を結んでいる。冬のオフの後にヨング・アヤックス(アヤックスの下部組織)でプレーすることにより、オランダの環境に容易に適応する可能性がある。2025/26シーズンからトップチームで実力を発揮できるかもしれない」
「ヨング・アヤックスからトップチームへの昇格が早すぎるのであれば、今後さらなる経験を積むためにオランダ1部の他クラブへレンタル移籍する可能性は十分ある。彼がこの冬に欧州へ移籍するならば、これが最も論理的な選択肢になると思う」
ベルギー、オランダ国内クラブによる坂本獲得の可能性は、日本時間6日の時点で報じられていない。しかし、かつてG大阪からオランダ1部フローニンゲンへ移籍し、その後ブンデスリーガのSCフライブルクで主力選手として活躍している日本代表MF堂安律のように、坂本にもオランダ、ベルギーといった欧州5大リーグ以外の国からステップアップするだけのクオリティーが備わっていることは確かだ。
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