川崎フロンターレは10月16日、鬼木達監督が契約満了に伴い今季終了をもって退任すると公式発表。来季から鹿島アントラーズを率いる可能性が報じられているが、中国1部・山東泰山も同監督の招へいを狙っている模様。FC東京の指揮官を今季限りで退任するピーター・クラモフスキー氏の去就に左右される可能性もあるという。
かつて黒崎久志氏をヘッドコーチとして招へいするなど、日本サッカー界との繋がりがある山東泰山は、2021シーズンにリーグ優勝、2020シーズンから3年連続のカップ戦優勝を成し遂げた国内屈指の強豪クラブ。2024シーズンはリーグ5位に終わり、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場権獲得を逃した。
中国『163新聞』は11月24日、山東泰山の監督人事について「クラブは監督交代を望んでいる。チェ・ガンヒ監督の代理人はすでに現地入り。契約解除にむけて、クラブ幹部と交渉している」と報じている。
またチェ・ガンヒ監督の後任候補については、「現時点では選定段階」とした上で、「中国・日本・韓国・オーストラリア・欧州の指導者をリストアップしている」とリポート。鬼木氏、クラモフスキー氏、元北京国安監督のリカルド・ソアレス氏らが候補に含まれているという。
ただクラモフスキー氏の去就については、中国メディア『捜狐』が22日、中国1部・北京国安の指揮官に就任する見込みだと報道。現FC東京指揮官の北京行きが決まれば、山東泰山が鬼木氏への関心を強める可能性も考えられる。
なお中国では、元川崎指揮官の高畠勉氏が2023年6月から武漢三鎮を指揮。AFCチャンピオンズリー(ACL)の舞台で浦和レッズ相手に引き分けるなど、一定の結果を残している。横浜F・マリノス元監督のケヴィン・マスカット氏が、上海海港の監督就任1年目で中国1部リーグ優勝を成し遂げただけに、中国ではJリーグクラブ指揮官への評価が上がっているかもしれない。
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