現地時間11月16日、ホンジュラス代表が、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)ネーションズリーグ準々決勝第1戦でメキシコ代表を2-0で下し、波乱を巻き起こした。ホンジュラスはMFルイス・パルマ(セルティック)が後半に2得点を挙げる活躍を見せ、強豪メキシコを完封。しかし、試合後の混乱が両国の対決に新たな影を落としている。
元日本代表の監督(2014-2015)であり、現在メキシコ代表を指揮しているハビエル・アギーレ監督が、ホンジュラスの観客に対し中指を立てた挑発行動を繰り返していたとされ、その様子がSNSで拡散され波紋を広げている。
この行動について、CONCACAFの規律委員会が調査を開始したと発表。また、試合後には観客席から投げられた缶がアギーレ監督の頭部を直撃し、流血する事態となった。この事件を受け、ホンジュラスには次回のホーム戦を無観客試合とする制裁が科されている。CONCACAFはホンジュラスサッカー連盟に対し、暴力行為を防ぐための具体的な取り組みを求めている。
ホンジュラスはここ1年間、CONCACAFでの上位進出を目指しており、この試合ではその成長と実力を証明してみせた。しかし、この試合で起きた混乱がスポーツマンシップの在り方や観客マナーの問題を浮き彫りにし、結果以上に議論を呼ぶ展開となっている。アギーレ監督の挑発行為は、元日本代表の監督としては不適切と言わざるを得ず、その姿勢がさらなる批判を集めるかもしれない。
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