
岡本將成(鹿児島ユナイテッド)
新潟の下部組織出身であるDF岡本將成も、チームへの帰還が待たれる選手の1人だろう。2020年以降はJ3・J2の他クラブで経験を積み、現在は鹿児島ユナイテッドで活躍を見せている。昨シーズンはリーグ戦35試合に出場し鹿児島のJ2昇格に大きく貢献。クラブとしては2度目の昇格となったが、残念ながら今季は序盤から勝ち点の積み上げに苦慮し8月以降には8連敗。第36節のV・ファーレン長崎戦の結果を受けて1年でのJ3降格が決定した。
クラブとしては難しいシーズンを過ごしているが、岡本は今季もここまで30試合に出場。直近はベンチスタートのゲームが増えているものの、苦しむチームを支えてきた1人であることは間違いない。184cmの長身を活かした空中戦の強さが売りの岡本。現在の新潟で守備の要となっているDF舞行龍ジェームズやDFトーマス・デンと同じチームの中で比べる価値は十分にあると言えよう。
所属元である新潟は今季、特に後半戦で大量失点のゲームが増えている。現時点ではリーグで3番目に多い失点数であり、残留争いに巻き込まれる一因となっている。無事にJ1残留を果たせたとしても、来季に向けて守備の立て直しは不可欠。その際、岡本が他クラブで積んできた経験値は必ずや活きるはずだ。

吉田陣平(カマタマーレ讃岐)
2022年にアルビレックス新潟へ加入したMF吉田陣平。今季は2018年に降格を味わって以降、J3でも低迷が続くカマタマーレ讃岐へ期限付き移籍し、中心選手として活躍を見せている。第9節の松本山雅戦でアシストをマークすると、シーズン中盤からは徐々に出場機会を増やし第21節以降はスタメンに定着した。
チームは今季開幕から12戦未勝利と大きく出遅れたが、吉田がスタメンに定着した直後の第23節からは5連勝を果たすなど徐々に復調。残念ながら序盤の躓きが響きここまで15位と苦しいシーズンとなっているが、吉田がチームに好転をもたらしたと言っても過言ではないだろう。
ここまでマークしたアシスト数6はチームトップ。質の高いラストパスやクロスで好機を演出し自身でも3ゴールを挙げており、攻撃の中核を担う存在であることに疑いの余地はない。新潟の同ポジションで言えばMF秋山裕紀という絶対的な存在がいる。加えて今季の新戦力であるMF宮本英治も確かな存在感を見せていることから、彼らが来季もチームに残れば吉田が戻っても厳しいポジション争いが待っている。しかし、J3で見せている活躍ぶりは十分上のカテゴリーでも出場機会を得るに値すると言えるだけに、チーム復帰が待ち遠しい選手の1人ではないだろうか。
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