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京都ムリロ・コスタが思うJリーグの難しさとは「時間が必要」

ムリロ・コスタ 写真:Getty Images

 ポルトガル1部ジル・ヴィセンテFCでMF藤本寛也のチームメイトだったブラジル人FWムリロ・コスタは、2024年8月に京都サンガへ完全移籍。母国メディアのインタビューに応じた際、Jリーグの特徴や自身の現状について語っている。

 米メディア『TNT』ブラジル版で10月4日に掲載された記事によると、同選手は「(日本の環境やサッカーのスタイルに)かなり適応できている」と、Jリーグ挑戦での成功を強調したとのこと。「非常にプレー強度が高く、慣れるのに時間が必要であることは分かっていた」とJリーグでプレーする上での難しさに触れた上で、以下のように京都のチームメイトや関係者への思いを語ったという。

 「すでにシーズン前半戦が終わっていたし、僕が休暇を終えたばかりのタイミングで京都へ移籍した。もちろん筋力を増やしてペースをつかむのにある程度の時間がかかるけど、このクラブで本当に楽しんでいるんだ。チームメイトはすでに僕の特徴をよく理解してくれているし、少しずつでも、もっと京都の力になれると確信しているよ」

 現在29歳のムリロは、かつて2020/21シーズンに日本代表MF久保建英に替わるアタッカーとしてRCDマジョルカでプレー。翌2021/22シーズンから3年にわたりジル・ヴィセンテに在籍すると、2023/24シーズンはリーグ戦26試合のスタメン出場で4ゴール5アシストをマーク。主力選手として活躍していたが、契約満了により退団していた。

 J1リーグで3試合、天皇杯で2試合に出場と、FWラファエル・エリアスやFWマルコ・トゥーリオとのポジション争いで後れをとっているムリロ。ポルトガルメディア『o Gol』が8月30日に報じたところによると、同選手と京都は2025シーズン途中までの1年契約を結んだという。日本でのプレーに好意的なコメントを残しているだけに、ブラジル人アタッカーの活躍が期待される。