2024年9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選を控えているサッカー日本代表「森保ジャパン」。MF三笘薫(ブライトン)やMF伊東純也(スタッド・ランス)の代表復帰が期待される中、中国代表との比較論を展開した日本の一部報道に、中国・韓国メディアが反発している。
韓国メディア『スポーツ傾向』が22日に伝えたところによると、一部メディアは両国代表選手の市場価値を比較。中国代表選手27名の合計額が1100万ユーロ約17億8000万円)と、日本代表DF菅原由勢(サウサンプトン)やDF板倉滉(ボルシアMG)の1200万ユーロ(約19億4000万円)に満たないことをクローズアップし、「中国代表選手27名の市場価値は、日本代表選手1人にも及ばない」と綴ったという。
この報道を受けて、中国メディア『網易』は「日本メディアは中国代表を中傷した」と反発した一方で、「現在、中国はFIFAランキング87位であり、日本は18位。日本は2003年以降、中国戦で7勝5分と無敗なので、このように報じられるのは当然だ」と日本を格上扱いしている。
また『スポーツ傾向』も「日本メディアは中国代表を過小評価している。客観的な戦力比較、両国代表選手のネームバリューを踏まえると当然だが、あえて“ファクト攻撃”した」とリポート。日本と中国の地力差が顕著であるとした上で、日本メディアの報道に厳しい視線を送っている。
中国サッカー協会は8月21日に日本戦に向けた代表メンバーを発表。かつてエスパニョールに在籍していたFW武磊、レアル・マドリード下部組織出身にFW林良銘を擁するとはいえ、27名全員が国内のクラブでプレーしている。
一方、日本サッカー協会(JFA)は29日にメンバー発表を行う予定。MF久保建英(レアル・ソシエダ)やMF遠藤航(リバプール)など主力選手の選出が予想されるが、DF冨安健洋(アーセナル)はコンディション不良により、招集は不透明。DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)はプレシーズンマッチでの骨折により、長期離脱中だ。
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