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シント=トロイデンに皮肉?浦和からヘント移籍の伊藤敦樹を巡って

浦和レッズ MF伊藤敦樹 写真:Getty Images

 J1リーグの浦和レッズからベルギー1部KAAヘントへの移籍が、現地時間8月13日に正式発表されたMF伊藤敦樹。ヘントの公式ホームページやSNSでも発表され、日本からの補強ということで地元サポーターから注目を浴びている。

 ヘントのInstagramとXには、伊藤の移籍を歓迎する『Atsuki Ito Welcome』と題した動画が公開され、日本をイメージさせる日の丸に富士山、浴衣、新幹線、鎧や日本代表の写真に加えてヘントの街と思われる画像などが散りばめられた。しかし、Xのコメント欄にはサポーターから「私たちはまさに日本の企業が所有するシント=トロイデンと同じにになりつつある。しかし、伊藤を歓迎する」と、チーム4人目となる日本人の多さを憂慮してか皮肉交じりに、現在単独最下位のシント=トロイデン(ベルギー1部)と同じになりつつあると揶揄する声が挙がっている。

 Instagramには「これは4人目の日本人です。シュミット、渡辺、横田、そして今回は伊藤」「ようこそ」「これはいい移籍です」等と歓迎のコメントが並んだ。また、ホームページでは「日本人MF伊藤を獲得し、中盤を強化した。J1の浦和レッズから移籍し、ヘントで4シーズンの契約を結んだ」と伝えられている。

 ヘントには過去に元日本代表で現在はMLSのシンシナティでプレーするFW久保裕也が所属し活躍していた。現在は日本代表DF渡辺剛、GKシュミット・ダニエル、MF横田大祐がすでに所属している。

 相次ぐ主力の流出に悩まされる浦和のファンと、まだ懐疑的な現地ファンに対して、伊藤にはヘントで結果を出しこの移籍が正解だったことを証明することが求められそうだ。