Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

札幌移籍・大﨑玲央が激白「給与未払いがある」「お金あるくせにケチ」

大﨑玲央 写真:Getty Images

 かつて元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとともにヴィッセル神戸でプレーしていたDF大﨑玲央は、UAE2部エミレーツ・クラブをわずか1カ月で退団した後、北海道コンサドーレ札幌へ加入。エミレーツ加入の経緯や、中東クラブの裏事情を明かしている。

 同選手は横浜FC、徳島ヴォルティス、神戸などを経て、今年2月1日にエミレーツへ加入も、わずか1か月で契約解除。今年4月にはデンマーク2部FCヘルシンゲル移籍の可能性も報じられていたが、実現せず。6月にJ1最下位の札幌へ加入すると、早くも守備陣に欠かせない存在となっている。

 そんな大﨑は、神戸時代のチームメイトである那須大亮氏と対談。対談の様子は那須氏の公式YouTubeチャンネルで今月5日に公開されているが、同選手はエミレーツ移籍の理由を「もちろんアンドレスがいたっていうのも大きかったし、天皇杯優勝して少し自分の中で新しいチャレンジがしたい。別に最初から中東だったわけじゃないし、他の選択肢はあった」と説明している。

 またUAE1部リーグ再開の2日前、練習後に呼び出されて契約解除を告げられたという大﨑は、中東クラブとの契約事情について、以下のように語っている。

 「(契約解除となった時)クラブにもよるけど、最初は駄々こねて『給料払いたくない』と(言ってくる)。自分の契約は半年だったので、『契約した年の分は払え』と。半年分は払ってくれた。向こうはお金があるくせにケチだから、退団した選手に払いたくない。現にJリーグで活躍した外国人選手が中東にいたりするけど、外国人としての結果を出さないと、給与未払い(がある)。結局FIFA(国際サッカー連盟)に言えば回収できる話だから意味ないけど」

 なお大﨑は、デンマーク国内クラブで今年5月中旬まで練習に参加していたことを告白。「向こうのチームからは『契約するよ』と言ってもらえた。本来であれば、そのチームと今年夏まで契約して、夏のウィンドウでどこかチームを探す方が試合に出られるし、自分のコンディション的にもそれがベストだったけど、移籍期間の問題、ウィンドウの問題があった」と説明している。