シュツットガルト 京都サンガ

シュトゥットガルトのコーチ陣が京都のU18チームを指導

セバスティアン・ヘーネス監督(左)ダヴィド・クレシドロ コーチ(右)写真:Getty Images

 今夏(2024年)のプレシーズンでジャパンツアーを開催しているブンデスリーガ(ドイツ)のVfBシュトゥットガルト。7月28日にはサンガスタジアムで京都サンガと対戦し5-3と逆転勝利を収めた。

 シュトゥットガルトのコーチングスタッフがツアーの合間を縫い、7月27日の午後に京都のグラウンドを訪れ、U18チームの練習を指導。

 言葉の壁はすぐに乗り越えられたようで、コーチ陣は「少年たちはサッカーのインテリジェンスを持っている」「彼らは私たちが何をしたいのか、すぐに理解してくれました」「少年たちはすぐにサッカーにのめり込んでくれた。全員がとても熱心だった」「メンタルもオープンさも一級品だ。とても楽しかった」と好意的なコメントを残しており、京都の若手選手たちに好印象を持ったようだ。また、アカデミーディレクターやスタッフ間でも様々なトレーニング・アプローチについて意見交換も行われたとのこと。

 さらに練習の後には、京都の若い選手たちがシュトゥットガルトのコーチたちに質問を投げかけたり、ドイツと日本のお土産を交換するなど、ほのぼのとした時間を過ごしたようだ。シュトゥットガルトのウェブサイトには「VfBと日本サッカーの結びつきをさらに強めた大成功の午後だった」と綴られている。

 同クラブで活躍し名門チームへ移籍したMF遠藤航(リバプール)やDF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)の後継者を発掘できたか定かではないが、このようなクラブ間の交流がさらなる日本とドイツのサッカーシーンの架け橋となり、レベルアップに繋がるのは間違いない。