日本代表・海外組 海外日本人選手

堂安律所属フライブルク移籍浮上も。鈴木唯人が去就発言「ブレンビーと…」

鈴木唯人 写真:Getty Images

 デンマーク1部ブレンビーIF所属の日本代表MF鈴木唯人には、以前からMF久保建英所属のレアル・ソシエダなど複数クラブからの関心が報じられているが、ここに来てMF堂安律擁するSCフライブルクが鈴木の獲得に乗り出しているようだ。

 デンマーク紙『Tipsbladet』は29日に「鈴木に大きな関心を示しているクラブのひとつが、フライブルクだ。すでにブレンビーに獲得オファーを提示している」とリポート。ただ、ブレンビーは1億デンマーク・クローネ(約22億3000万円)を求めている模様。5000万デンマーク・クローネ(約11億1000万円)というフライブルクの提示額が低いとして、オファーを却下したという。

 一方、鈴木本人はステップアップ移籍に前向きな考えを持っている模様。インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月18日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演した際、日本代表OBの内田篤人氏から「契約上、他クラブからオファーが届けば、いつでも移籍できるようにしているのか」などと、契約解除条項の有無を訊かれると、「ブレンビーとの契約について細かくは分からないけど、オファーがあればステップアップしたいというのは、みんな思っていることなので」と移籍の可能性を示唆。「色々な国でプレーできる選手になりたい」と語るなど、移籍先へのこだわりがないことも明かしていた。

 鈴木は昨年8月に清水エスパルスからブレンビーへ完全移籍。2027年6月までの4年契約を結ぶと、2023/24シーズンはリーグ戦・プレーオフあわせて26試合に出場して11ゴールをマーク。VfBシュツットガルトなど複数クラブの現地視察が報じられるなど、移籍報道が過熱している。

 なおドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、鈴木の市場価値はわずか1年で60万ユーロ(約1億円)から600万ユーロ(約10億4000万円)にまで上昇。デンマーク1部リーグ所属選手で伸び率1位と存在感を見せているだけに、ブレンビーは同選手の獲得を望むクラブに対して、市場価値以上の移籍金を求めているようだ。