日本時間7月15日にドイツ、ベルリンのオリンピアシュタディオンで、UEFA欧州選手権(ユーロ2024)決勝スペイン代表対イングランド代表の試合が行われた。結果はスペインが2-1で勝利し、史上初となる7戦全勝で、史上最多となる4度目の欧州王者に輝いた。イングランドは2大会連続で決勝戦で涙をのみ、またしても初優勝はならなかった。
ここではユーロ決勝戦の試合の流れを振り返る。
スペインがボールを支配も前半は膠着状態
ユーロ決勝スペイン対イングランド。
試合は28分にペナルティエリア付近でスペインのMFファビアン・ルイス(PSG)がシュートもイングランドDFマルク・グエイに当たりGKがキャッチ。35分には、スペインのショートコーナーからFWラミン・ヤマル(バルセロナ)を経由したボールはFWダニ・オルモ(ライプツィヒ)がグラウンダーのロングシュートもイングランドのFWハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)がカットした。
45分にはイングランド左サイドのMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)からボールを受けた中央のケインが右足シュートも16番MFロドリ(マンチェスター・シティ)が左足でブロック。その勢いでロドリは味方と衝突し倒れ込む。
45+1分には、FWニコ・ウィリアムズ(ビルバオ)がイングランドのDFカイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)を後方から倒す。これで得たフリーキック(FK)からイングランドは大きなチャンスをむかえる。FKはMFデクラン・ライス(アーセナル)が入れて、スペインDFロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)が頭でクリアしたセカンドボールにMFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)が左足を伸ばして枠に飛ばすもGKがセーブした。
前半は、やや膠着状態でイングランドは耐える時間が続いたがハーフタイム直前にはチャンスもあった。
スペインが鮮やかに先制
47分、スペインMFファビアン・ルイス(PSG)、DFダニエル・カルバハル(レアル・マドリード)とつながる。右サイドでボールを受けたヤマルがカットインし、準決勝フランス戦(10日2-1)で決めた大会最年少得点のようなシーンだったがパスを選択。左サイドを走り込んだウィリアムズが左足で放ったダイレクトシュートはファーサイドに突き刺さりスペインが先制した(1-0)。
失点を許したイングランドが前に出はじめるが、ボールを支配するのはスペインだ。イングランドが前に出始めたことでスペインは、さらにイングランド陣内深くまで入ってチャンスをつくりはじめる。
49分にもスペインはビッグチャンスをむかえる。カルバハルからウィリアムズとわたりゴール前でオルモがシュートもゴール右に外れた。55分には、FWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)がグエイを引き連れながら走り込んでゴール近くから右足シュートも枠に飛ばず、DFジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)がクリアした。56分には、ウィリアムズが中央から右足でロングシュートを放つもわずかに枠を外れる。
64分、イングランド中盤の右サイドからのパスを受けたベリンガムがファーストタッチでターンしてMFマルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)を外すと左足で強烈ミドルシュートもゴール左に外れる。66分、モラタが落としてオルモがダイレクトで右サイドにパスすると、ヤマルがファーストタッチでカットインして左足でシュート。ビッグチャンスもゴールならず。
イングランドを押し込んだスペインは、70分にファビアンが左足ロングシュートを放つもゴールはならず。
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