サガン鳥栖は今月10日開催の天皇杯3回戦で横浜FCと対戦。横浜FCゴール裏に掲出された横断幕を巡り、同クラブのサポーターを名乗る人物によるSNS投稿が波紋を広げている。
2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始して以降、横浜FCのゴール裏には反戦の意味を込めて「No War」と書かれた横断幕が掲出。今もなお終戦の見通しが立たないだけに、鳥栖戦でも横断幕を通じて戦争反対を訴えていた。
ところが鳥栖サポーターとみられる人物は、横浜FCゴール裏の様子をアップすると、「No Warは笑った」と投稿。これには「この横断幕の内容を笑うなんて理解できない」といった批判や疑問が噴出。当該投稿は11日正午時点で削除されているが、一部のサポーターからは、人物の特定や処分を求める声が挙がるなど、騒動に発展している。
また当該SNSユーザーは横浜FCゴール裏の横断幕を揶揄したほかにも、「天皇杯獲りたいけど、スタメンもベンチもDFザルやん」と投稿。この鳥栖に対する否定的なメッセージも議論の対象となっている。
なおロシア軍は今月8日、ウクライナの首都キーウなど複数都市を標的としたミサイル攻撃を実施。ウクライナ国内メディアの報道によると、少なくとも民間人33人の死亡が確認されたほか、キーウの小児病院にミサイルが着弾したという。ロシア軍の攻撃が再び強まる中、Jリーグ界でもウクライナ戦争への注目度が高まっている。
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