ついに来た!J1での初ゴール
ー第9節ではJ1初ゴールを記録しました。コーナーキックのこぼれ球に素早く反応したゴールを振り返っていかがですか?
三國:まず、本当は僕がファーサイドでヘディングで競ってチャンレ(DFハ・チャンレ)が僕の前に入る予定だったんです。でも、前にボールが来そうな予感がしたのでチャンレと代わってもらいました。結局ボールはファーに行っちゃったんですけど、ちょうど良いポジションニングにいて、和泉竜司くんが胸トラップした時に「これ(ボールが)来るな」という感覚があったので、そこに留まりました。そうしたら良いところにボールがこぼれてきて。
ーボールがこぼれてきた瞬間は「来た!」という感覚ですか?
三國:来た!という感じでしたね。サッカーをやっている人なら分かると思うんですけど、フリー過ぎて難しいという感覚があったなかで、なんとか決められてよかったです。
ーJ2では福岡時代にゴールを決めていますが、J1での初ゴール。それも名古屋サポーターの前で決めました。やはり喜びは大きかったですか?
三國:大きかったですね。でも、シュートを決めた時はJ1初ゴールというのも忘れていたので、ただ嬉しくて喜びを爆発させました。
ゴール後は名古屋サポーターに向け両手を広げるゴールパフォーマンスを披露した三國。事前に考えていたものではなく、自然に出た動きだったとのこと。
FW時代の経験を活かしたプレー
ーCB(センターバック)としてプロ入り後、福岡時代CBはもちろんSB(サイドバック)やFW(フォワード)などいろいろなポジションでプレーしました。現在CBとしてプレーするうえで多様な経験が活きている部分はありますか?
三國:高校まではずっとFWをやっていたので「(相手の)FWがここに動きそうだなとか、ここを狙っているな」というのは、たまに感じ取れることがありますね。
三國は高校2年生までFWとしてプレー。長身に加え水準以上のスピードを武器とするストライカーだった。その頃のゴールへの嗅覚は現在もCBとして守備に活かされている。
ー現在、Jリーグの中でも大きな名古屋グランパスというクラブでプレーしています。このクラブやチームの魅力はどのような部分でしょうか。
三國:とにかくファンやサポーターの数が多いなと思います。スタジアム(の来場者)は常に2万人を超えていますし、そこが一番の魅力かなと思います。
ー選手として、やはり多くのサポーターがいる中でのプレーは1つのモチベーションになりますか?
三國:そうですね。やっぱり、ゴール裏のまとまり具合や応援の声が大きければ大きいほどパワーが凄く湧いてくるように感じます。
インタビュー後編では、黒田剛監督の下で学んだ青森山田時代とプロデビューした福岡、そして現在所属する名古屋それぞれで感じた問題点や自身の変化、今後の目標について語っている。
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