2024明治安田J1リーグ第8節の10試合が4月12日~14日に開催された。16年ぶりにJ1の舞台で実現した東京ダービー(東京ヴェルディ対FC東京)をはじめ、今節も各地で熱戦が繰り広げられた。
ここでは、そんな第8節で活躍した選手たちをベストイレブン形式でまとめていく。
GK:キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)
開幕から7戦負けなしと好調なシーズン序盤を過ごしているセレッソ大阪。そんな好調を支える守護神GKキム・ジンヒョンは、第8節でも攻守で躍動していた(対川崎フロンターレ1-0)。安定したセービングに加えて、冷静にパスコースを見極めた縦パスや高精度のフィードで攻撃にも貢献し、今季2度目の連勝をチームにもたらす原動力となった。
DF:植田直通(鹿島アントラーズ)
3連敗を避けたい鹿島アントラーズは第8節で京都サンガと対戦(1-0)し、3試合ぶりとなる勝利を挙げた。終盤まで均衡が破られなかったこの試合、耐え抜いた守備陣の働きは極めて大きなものだったと言えよう。なかでもDF植田直通は、危機察知能力の高さを見せ素早いカバーリングやシュートブロックでゴールを割らせず、また空中戦の強さと高さでロングボールも簡単には入れさせない働きで無失点勝利に貢献した。
DF:三浦弦太(ガンバ大阪)
週中に行われた横浜F・マリノス戦も含め4試合勝利のないガンバ大阪は、第8節で同じく未勝利期間の長いサガン鳥栖と対戦(2-1)。先制される厳しい展開のなか、DF三浦弦太が最終盤にゴールを挙げ土壇場で白星を掴んだ。前半にもゴールの匂いを感じさせるバー直撃のヘディングを見せていた三浦。1-1で迎えた後半アディショナルタイムに、FWイッサム・ジェバリの落としをボレーで合わせて逆転ゴールをマークしてチームに5試合ぶりの勝利をもたらした。
DF:初瀬亮(ヴィッセル神戸)
首位町田ゼルビアとの1戦に臨んだ第8節のヴィッセル神戸。3試合連続でスタメンに名を連ねたDF初瀬亮は、攻守両面で輝きを放った(2-1)。終盤まで前からの守備を見せるなど、献身的なプレーを随所で披露。攻撃では自慢のキック精度でチャンスを演出し、コーナーキックから試合を決定づける2点目をアシストするなど勝利に大きく貢献した。
DF:濃野公人(鹿島アントラーズ)
2連勝後に2連敗と波に乗り切れない鹿島アントラーズ。さらに2試合連続で得点を奪えていない厳しい状況のなか、第8節はホームに京都サンガを迎えた(1-0)。そんなゲームでチームに3試合ぶりのゴールをもたらしたのは大卒ルーキーDF濃野公人だった。試合を通して低いクロスでのチャンスメイクやバー直撃のシュートを放つなど攻撃で存在感を見せると、終盤にファーから折り返されたボールを頭で合わせて先制点をマーク。嬉しいJリーグ初ゴールは、チームに勝利をもたらすゴールとなった。
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