日本サッカー協会(JFA)は今月14日、北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の日本代表メンバーを公式発表。GK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)、FW小川航基(NECナイメヘン)、FW浅野拓磨(VfLボーフム)、FW前田大然(セルティック)らが選出されたが、代表OBの田中マルクス闘莉王氏はメンバー発表の方法を批判している。
闘莉王氏は17日、自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』を更新。北朝鮮戦の代表メンバー一覧が紹介されると、かねてから叫ばれていた「日本代表FW問題」に言及。「また浅野と前田が選ばれている。『別に活躍しなくても選ばれるんだ』ということになる」と疑問を呈している。
闘莉王氏の不満は、浅野と前田の代表選出にとどまらない。カタールW杯前からMFとFWを一緒くたにしている代表メンバーのリストに対して「MFはMF、FWはFWと分けて」と注文。
「『FWだが、MFで登録しているならば、そこまでゴール数を当てにしないよ』という言い方もできる。『このFWは何試合もゴール決めていない。アシストもしていない』と、もう批判できなくなる。『FWじゃなくてMFだ』と言われたら終わりだし」と私見を述べた上で、「こういう部分もカムフラージュしているのが気に食わない」と森保一監督への厳しいメッセージも飛び出した。
日本代表は2021年11月のカタールW杯アジア最終予選から、ポジション表記を変更。従来の「GK・DF・MF・FW」の4区分から、「GK・DF・MF/FW」の3区分と“ドイツ式”を採用している。
またこのポジション表記を変更について、森保監督は「攻撃的なMFとFWではどっちで起用するか決まっていないことが多い。FWが多いとか少ないとか混乱させてしまうことがあるので、このような形にした」と説明。選手に対して「複数ポジションで起用する可能性がある」と伝えたことも明かしていた。
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