インテル・マイアミ所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、2月7日に行われたヴィッセル神戸との親善試合で途中出場。国立競技場に空席が目立ったこともあり、海外では今回の親善試合が否定的に報じられている。
FWルイス・スアレス、DFジョルディ・アルバ、MFセルヒオ・ブスケツと、元バルセロナ所属選手3名がスタメンに名を連ねるなど、豪華メンバーで神戸戦に臨んだマイアミ。日本代表FW大迫勇也やMF山口蛍、DF酒井高徳など、神戸の吉田孝行監督も主力選手をスタメン起用しただけに、白熱した試合展開が期待されていたが、両チームともに無得点で終了。PK戦の末に神戸が4-3で勝利。内転筋の負傷により香港での親善試合を欠場していたメッシは、60分からプレーした。
ドイツメディア『シュポルト』は「メッシ、日本での敗戦で再びトラブル発生」という見出しのもと、神戸対マイアミの一戦をリポート。「少なくとも30分間はメッシを見ることができたが、ゴールはなかった」とメッシの途中出場に触れた上で、以下のように綴っている。
「マイアミのアジアツアーは、神戸とのテストマッチで後味が悪かった。観客は28614人と、スタジアムの半分も埋まっていなかった。気温6度の中、ファンはメッシがピッチに登場するまでの長い時間、凍えなければならなかった」
また同メディアによると、マイアミのヘラルド・マルティノ監督は、メッシ起用に至るまでの背景について「彼は昨日のトレーニングで調子が良くなっていると話してくれた。その後、私は30分間のプレーで彼と合意した」と語ったという。
なお神戸対マイアミは、マイアミの公式YouTubeチャンネルで配信されていたものの、インターネット動画配信サービス『DAZN』や地上波での放送は一切なし。安住紳一郎アナウンサーは2月1日にTBS系『THE TIME,(ザ・タイム)』でメッシ来日を告知した際、「実はメッシを日本で見られるって知らない人が多い。チケットが相当残っているそうなので」とコメントを残していただけに、満員のスタジアムで試合を開催できなかったことが残念だ。
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