Jリーグ セレッソ大阪

C大阪退団ヨニッチ、韓国移籍で合意と現地報道。元神戸ムゴシャの同僚に

マテイ・ヨニッチ 写真:Getty Images

 クロアチア人DFマテイ・ヨニッチは、2023シーズン限りでセレッソ大阪を退団。しばらく無所属状態だったが、韓国1部・仁川ユナイテッドFCへの復帰がほぼ確実となった模様。かつてヴィッセル神戸でプレーしていたモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャとチームメイトになるようだ。

 現在32歳のヨニッチは、 ハイドゥク・スプリトをはじめクロアチア国内クラブを経て、2015年から2シーズンにわたり仁川でプレー。2016年12月に仁川からC大阪へ移籍すると、来日1年目から主力選手としてYBCルヴァンカップと天皇杯の2冠達成に大きく貢献。2018シーズン以降も主力センターバックとして活躍していた。

 そして2021年に中国1部・上海申花へ移籍したものの、わずか1年でC大阪に復帰。復帰1年目の2022シーズンにJ1リーグで26試合に出場すると、2023シーズンも開幕からリーグ戦12試合つづけてスタメン出場。しかし5月以降はコンディション不良等により出場機会を減らし、一時ポジション争いで後れをとっていた。

 シーズン終盤に4試合つづけてスタメン出場も、昨年11月30日に契約満了により退団することが決まったヨニッチ。およそ1週間前に行われた2023シーズンのホームゲーム最終戦では、試合後に「Thank you for the memories and trophies JONJIC」と書かれたビッグフラッグが掲出され、ファン・サポーターの間で話題になっていた。

 そんなヨニッチの去就を巡って、韓国メディア『スポーツ東亜』は17日午後、独自に入手した情報として「ヨニッチは8年ぶりの仁川復帰で合意に達した。残すのはメディカルチェックのみだ」とリポート。

 これによると、仁川はDFハリソン・デルブリッジが負傷により、2024シーズンの韓国1部リーグ開幕に間に合わないことが濃厚であるため、即戦力センターバックの獲得を急いでいたとのこと。2016年のC大阪移籍後もコンスタントに連絡をとっていたこともあり、復帰が実現したという。またヨニッチ本人は今月末に韓国に入国予定とのこと。仁川は同選手の入国日程にあわせて、復帰を祝うための特別イベントを実施するという。

 仁川はムゴシャらを擁する中、2023/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージで、横浜F・マリノス相手に2戦2勝。4勝2敗と横浜FMや中国1部・山東泰山相手と勝ち点で並んだものの、3クラブ間の得失点差により3位。グループステージ敗退という結果に終わった。

 また2023シーズンの韓国1部リーグでは、全北現代などと上位争いを繰り広げたが5位で終了。2024/25シーズンのAFC主催大会への出場を逃している。