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金子拓郎所属ディナモ・ザグレブ移籍の裏側。荻原拓也「浦和の同僚が…」

荻原拓也 写真:Getty Images

 クロアチア1部ディナモ・ザグレブは昨年夏に北海道コンサドーレ札幌からMF金子拓郎を買い取りオプション付きの期限付き移籍により獲得すると、今月には浦和レッズからDF荻原拓也を獲得。その荻原がディナモ移籍の背景を語っている。

 荻原は2017年11月に浦和のトップチーム昇格を果たした後、アルビレックス新潟や京都サンガへ期限付き移籍。昨年に浦和へ復帰すると、2023シーズンのJ1リーグで15試合にスタメン出場。AFCチャンピオンズリーグ2023/24シーズンのグループステージ全6試合で先発出場したほか、FIFAクラブワールドカップでも全3試合で途中出場していた。

 浦和で一定の出場機会を得た荻原だが、昨年末にディナモとの交渉が報じられると、今月12日にディナモへの期限付き移籍が正式決定。現地メディアによると、同選手は足首に痛みを抱えたほか、発熱の症状もあったが、すでに練習に参加しているという。

 クロアチアメディア『zagreb.info』によると、荻原はディナモ移籍に至った背景について、以下のように語ったという。

 「ヨーロッパでプレーするのが僕の夢でした。そのために準備しましたし、英語も勉強していました。ディナモには歴史と伝統がありますし、何度もUEFAチャンピオンズリーグに出場しています。だからこそ、自分自身が成長するためのチャンスだと考え、次のステップを踏み出すために移籍を決断しました」

 「(浦和には)ヨーロッパでプレーしていたチームメイトもいますし、彼らがディナモのことを教えてくれました。チーム全体が良い雰囲気ですし、コーチやチームメイトも素晴らしいですね」

 なおクロアチア紙『Sportske novosti』は9日、ディナモが浦和に支払う金額について「レンタル料15万ユーロ(約2400万円)、買い取りオプションは55万ユーロ(約8700万円)に設定」と伝えている。金子がチームに必要不可欠な存在となっているだけに、荻原の活躍も期待される。