プレミアリーグ マンチェスター・シティ

マンCでアルバレスがハーランドと共存できた理由【プレミアリーグ】

マンチェスター・シティ FWフリアン・アルバレス 写真:Getty Images

ボールポゼッションの中心で力を発揮

アルバレスは1対1でチャンスを作り出す選手ではなく、フォーデンのように捕まえにくい選手でもないが、ボールを運びキープする能力に優れており、適切なタイミングでボールを散らすことができる。周囲と連携ながらプレーするため、常にシティのボールポゼッションの中心にいられるのだ。この能力は、しっかりと構造化されたシティのようなチームでも、自由な攻撃陣を形成するアルゼンチン代表のようなチームでも変わらずに発揮され、チームに良い影響をもたらしている。

さらに、デ・ブライネのような脅威的アシスト能力はないが、予測困難なパスを提供する能力を持っている。9月16日に行われたウェストハム・ユナイテッド戦(3-1)で見せたポルトガル代表MFベルナルド・シウバへのアシストは、まさにその力を示したプレーと言える。


マンチェスター・シティ FWアーリング・ハーランド 写真:Getty Images

怪物ハーランドとの共存

様々な役割を果たすために必要な能力を備えているものの、先発メンバーとしてハーランドと共存できるかが注目されていたアルバレス。ハーランドは規格外の身体的優位性と野生的な本能を活かし、主にゴールを決める役割を担っているが、一方でゴールまでのプロセスにはほぼ関与しない。そのため、アルバレスが活躍するためには、ゲーム読解力の他に「ハーランドとうまく連携できるか」が鍵となっていた。

今シーズンこれまで、この2人の選手によって生み出されたゴールのうち、次の2本はアルバレスが決めている。9月2日に行われたフラム戦(5-1)では、ペナルティエリアの左中央付近でMFマテオ・コバチッチからパスを受けたハーランドの動きを読みゴールを決めた。また、9月19日に行われたCL予選のレッドスター・ベオグラード戦(3-1)でも、アルバレスは中央に位置するハーランドのサポートを利用し、相手の背後に走り込んでゴールを決めた。


マンチェスター・シティ FWフリアン・アルバレス 写真:Getty Images

唯一無二の柔軟性と技術力

ある意味、ハーランドとの関係におけるアルバレスの動きはセカンドストライカーのようなものと言える。しかし、シティでの役割はそれだけに留まらない。セカンドストライカー的役割に加え、中盤ではインサイドハーフのようにプレーしトップ下でゴールを狙いアシストを提供。そして時にはセンターフォワードとしてゴールに迫る。これら全てを高いレベルで行う柔軟性と技術力こそが、アルバレスの最大の特徴であり、唯一無二のものだろう。

今後、チームにとって欠かせないデ・ブライネのような選手が復帰した際、グアルディオラ監督がどのようにシステムを再設計するのか明らかではないが、現時点のシティにとってアルバレスが必要不可欠であることは間違いない。

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名前おれお
趣味:サッカー観戦
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プレミアリーグを中心に週に2、3試合サッカー観戦しています。応援しているのはリバプールで、好きな選手はロベルト・フィルミーノです。

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