水戸ホーリーホック所属DFタビナス・ジェファーソンについで、フィリピン代表選手がJリーグに新天地を求めるかもしれない。タイ1部コンケーン・ユナイテッドFC所属DFジョシュア・グロンメンが、J2リーグや韓国国内リーグ挑戦の可能性に言及している。
オランダ人の父親とフィリピン人の母親を持つグロンメンは、オーストラリアのブリズベン出身であり、現在27歳のセンターバック。豪州やフィリピン、マレーシア、タイ国内のクラブを渡り歩き、2021年7月からコンケーンに在籍。2022/23シーズンのタイ1部リーグでは30試合中25試合でスタメン出場。シーズン途中からキャプテンを任せられたほか、今季も主将としてチームをけん引している。
またセレス・ネグロスFC(フィリピン1部)在籍時の2020年1月には、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフでFC東京と対戦。センターバックでフル出場も、DF室屋成とMFアダイウトンのゴールを献上。ネグロスFCは0-2で敗れ、ACLグループステージ参戦とはならなかった。
Jリーグクラブとの対戦経験があるほか、タイ1部リーグでもFWティーラシン・デーンダー(BGパトゥム・ユナイテッド)など元Jリーガーと待っちアップしているグロンメン。豪州メディア『ザ・ロアー』のインタビューで、タイリーグの特徴について以下のようなコメントを残している。
「タイリーグは豪州リーグほど、フィジカル面での要求レベルは高くない。だけど、豪州よりもはるかにボールや選手の動きが速いんだ。給与面で外国人選手の待遇も良いので、良い外国人選手がたくさん集まっているよ」
また同選手は、コンケーンとの契約が2023/24シーズン終了後に満了を迎えるほか、今年に結婚予定とのこと。本人は「チャンスがあれば、日本や韓国の2部リーグへのステップアップを目指したいね。何人かの知り合って、繋がりを持つ必要があるけどね」と、今後のプロキャリアについて語っている。
なおグロンメンは2017年9月のAFCアジアカップ予選でフィリピン代表初招集。今月の国際親善試合でもメンバーに名を連ねたが、A代表でのデビューは果たしていない。
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