サガン鳥栖下部組織出身であり、バイエルン・ミュンヘンのセカンドチームに所属するU20日本代表MF福井太智が、今月15日のブンデスリーガ(ドイツ1部)第4節バイエル・レバークーゼン戦でベンチ入り。現地メディアが同選手ベンチ入りの背景を伝えている。
福井は2021年3月、16歳7か月という若さで鳥栖のトップチームデビュー。昨年3月にプロ契約を締結すると、今年1月にバイエルンへ完全移籍することが昨年8月に正式決定している。ただバイエルン加入後はセカンドチームに帯同。2022/23シーズンはドイツ4部リーグ12試合でプレーしたほか、今季もここまで7試合に出場。中盤センターでの先発出場が続いているが、ゴール、アシストは記録していない。
それでも福井はレバークーゼン戦で急遽トップチームに招集。出番こそなかったが、移籍後初めてベンチからブンデスリーガの戦いを見つめている。
ドイツメディア『シュポルト1』は、「バイエルンのベンチメンバーに意外な名前がある。多くのファンは、福井の名前を聞いて驚いたかもしれない」と、福井のベンチ入りについてリポート。
「これまでセカンドチームでしかプレーしたことがない」と同選手の実績に触れるとともに、中盤でプレーするMFヨシュア・キミッヒが筋肉系の問題を抱えながらスタメン出場したほか、MFジャマル・ムシアラもコンディションに不安を抱えながら途中出場したことを伝えている。
なおバイエルンは後半アディショナルタイムにPKから失点し、2-2の引き分けで終了。UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ開幕前に勝ち点を落としたほか、中盤でプレーする複数選手の状態が心配される。
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