プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、日本時間10日未明の国際親善試合ドイツ戦で、FWレロイ・サネ(バイエルン・ミュンヘン)とのマッチアップを制するなど好パフォーマンスを披露。アーセナルでのレギュラー奪還が期待される中、本人がミケル・アルテタ監督とのやり取りに言及した。
冨安は昨季序盤に左サイドバックでレギュラーに定着も、カタールW杯以降は右サイドバックでDFベン・ホワイトの控えに。今季は新加入選手であるDFユリエン・ティンバーの負傷離脱もあり、左サイドバックでDFオレクサンドル・ジンチェンコとポジション争いを繰り広げている。
一方、日本代表では不動のセンターバックとして活躍。ドイツ戦では対人戦の強さを発揮するなど、チームの勝利に大きく貢献。アーセナルの専門サイト『アーセナル・インサイダー』は「冨安は複数のポジションで素晴らしいバックアッパーだったが、ドイツ戦でのパフォーマンスを踏まえるとスターターにふさわしい」と主張している。
そんな中、英メディア『フットボール・ロンドン』は「冨安の活躍ぶりは、アルテタ監督に(今月17日に行われる)エバートン戦スタメン再考のきっかけを与えるかもしれない」とリポート。同メディアは冨安本人が今季開幕前のインタビューで残したコメントを紹介している。
「僕はただピッチに立ちたいんです。できる限りプレーしてチームの力になりたいと思っています。どのポジションであろうと気にしません。起用法については監督と話していませんし、僕には分からないことです」
なおアーセナルの守備陣では、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスが今月9日の北中米ワールドカップ南米予選で負傷。英紙『イブニング・スタンダード』は、エバートン戦でガブリエウに替わり冨安がセンターバックで先発出場する可能性を伝えている。
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