サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月の欧州遠征でドイツ代表とトルコ代表に勝利。韓国国内の一部メディアは日本代表と韓国代表の差が広がった原因を、森保一監督とユルゲン・クリンスマン監督の力量差に求めている。
日本代表は、カタールW杯グループリーグにつづきドイツ代表を撃破。4ゴールを奪いハンジ・フリック監督を解任に追い込むと、中1日で迎えたトルコ戦でも4-2で快勝。欧州強豪国を下したことにより、海外での評価をさらに高めている。
一方、韓国代表は今年2月のクリンスマン監督就任以降、ウルグアイ、コロンビア、エルサルバドル、ペルー相手に2分2敗。今月8日に行われた国際親善試合ウェールズ戦では、FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)、DFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)など主力選手が揃って先発出場も、0-0で終了。サウジアラビア戦ではFWチョ・ギュソン(ミッティラン)の決勝ゴールにより1-0と勝利も、守備面で不安定なパフォーマンスを露呈した。
韓国紙『デイリアン』は13日に「クリンスマン監督の志向する攻撃サッカーを、日本代表が実践している」として、「ソン・フンミンやチョ・ギュソンなど個人能力に優れた選手に頼って、チャンスを作ったりゴールを決めただけ」とサウジアラビア戦の試合内容を批判。
来年1月開幕のAFCアジアカップ2023を意識しつつ、森保監督とクリンスマン監督の違いについて以下のように説明している。
「日本代表、韓国代表ともにアジアカップ優勝を目指している。周囲から全面的な信頼を得ている森保監督と、無色無臭の戦術や欧州への“外遊”を巡る論議などで否定的世論に包まれたクリンスマン監督の立ち位置は対照的だ」
「ソン・フンミンやキム・ミンジェなどを擁する韓国代表は、選手構成で日本代表と互角だ。ただ直近の日本代表の試合結果や内容を踏まえると、クリンスマン監督が攻撃サッカーやアジアカップ優勝を語るのは恥ずべき行為だ」
なおクリンスマン監督はアメリカでの在宅勤務や、代表メンバー発表で記者会見を実施せず、報道資料を配布にとどめた対応により、韓国国内で批判を浴びている。
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