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ドイツ代表の現状物語る「バイエルンFWサネが日本戦で侮辱行為」のワケ

レロイ・サネ 写真:Getty Images

 ドイツ代表は日本時間10日未明に行われた国際親善試合で、サッカー日本代表「森保ジャパン」に1-4と敗北。現地メディアはFWレロイ・サネ(バイエルン・ミュンヘン)とDFニクラス・ズーレ(ボルシア・ドルトムント)のやり取りに注目している。

 ドイツ代表は昨年のカタールW杯グループリーグ初戦で、日本代表に1-2と逆転負け。W杯以来の再戦でも、11分にFW伊東純也(スタッド・ランス)から先制点を奪われると、19分にサネのゴールで同点に追いついたが、22分にFW上田綺世(フェイエノールト)に勝ち越しゴールを献上。後半に入っても日本代表の勢いを止めることはできず、試合終了間際に2失点。枠内シュート11本を許すなど、自国開催の親善試合で無様な姿を見せた。

 試合終了直後、ドイツのスポーツ雑誌『Sportschau』は「日本戦で大惨事。ドイツ代表はさらに危機に陥る」という見出しのもと、日本戦の試合内容をリポート。ドイツ代表の現状を物語るシーンとして、前半38分に見られた内輪揉めを以下のように紹介している。

 「目に見える不満。サネがズーレに侮辱行為。サネはズーレからのパスに不満を抱き、ピッチで叫び声を上げたが、仲裁に入ろうとしたヨシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)はサネを落ち着かせることができなかった。ズーレは決して洞察力に優れたものではなく、身振り手振りを交えて、むしろサネに正しい振る舞いをするように求めた」

 ドイツ代表は今年3月以降、5試合を戦って1勝1分3敗。日本戦でまさかの惨敗を喫しただけに、現地ではハンジ・フリック監督解任論が加速している。