サッカー日本代表「森保ジャパン」は日本時間10日未明にドイツ代表と対戦する。そのドイツ戦のスタメンを代表OBの田中マルクス闘莉王氏が予想。DF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)に対して厳しいメッセージを送るとともに、今回招集外のDF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)を評価している。
闘莉王氏は8日夜、自身のYouTubeチャンネルを更新。ドイツ代表の現状分析や試合展開を予想するとともに、自身の思い描くスタメンを披露。ユーティリティ性に富んでいるDF冨安健洋(アーセナル)のセンターバック固定を推奨したほか、中盤の一角にMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)を配置している。
前線1トップではFW古橋亨梧(セルティック)、FW上田綺世(フェイエノールト)、FW浅野拓磨(VfLボーフム)らに厳しい評価を与えるとともに、MF鎌田大地(ラツィオ)を配したゼロトップシステムを提案した。
そんな闘莉王氏は、左サイドバックの人選で頭を抱える。「中山雄太が戻ってくると、だいぶ安定すると思う」と切り出すと、これまでセンターバックと左サイドバック両方でスタメン出場してきた伊藤に対して「残念ですけど、伊藤は(スタメンで)使えないです」とバッサリ。
「いまだにブランクが多い。『あっ!』というミス、リズム崩れるミスが多い」と理由を説明した上で、「まあ、名古屋グランパスの方ですかね。森下龍矢を左で使ってみたい」と語っている。
伊藤は所属先のシュツットガルトで、不動のセンターバックとして活躍。ブンデスリーガでの好パフォーマンスが評価されてカタールW杯アジア予選終了後の昨年6月に日本代表デビュー。カタールW杯コスタリカ戦ではMF三笘薫(ブライトン)との連携面で話題を呼んだが、今年3月以降も4試合中3試合でフル出場。6月20日のペルー戦では代表初ゴールをマークしている。
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闘莉王氏のドイツ戦予想スタメン
GK
シュミット・ダニエル(シント=トロイデンVV)
DF
菅原由勢(AZ)、板倉滉(ボルシアMG)、冨安健洋(アーセナル)、森下龍矢(名古屋グランパス)
MF
遠藤航(リバプール)、守田英正(スポルティングCP)
三笘薫(ブライトン)、田中碧(デュッセルドルフ)、伊東純也(スタッド・ランス)
FW
鎌田大地(ラツィオ)
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