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帰ってきて!今こそ頼りたい柏OB選手3選【J1リーグ2023】

酒井宏樹(左)クリスティアーノ(中)瀬川祐輔(右)写真:Getty Images

2023明治安田生命J1リーグの残留争いも熾烈なものになりそうだ。第26節までが終了した時点で柏レイソルは16位。J2への自動降格となる最下位(18位)にいる湘南ベルマーレとの勝ち点差は僅か5だ。昨季は7位フィニッシュと1桁順位で終えた柏だが、今季は残留争いを余儀なくされている。

柏は今年5月に長くチームの指揮を執ってきたネルシーニョ監督を解任。井原正巳ヘッドコーチが新監督となり指揮を執っている。補強の効果もあってか失点数はリーグでも中位レベルで、決して楽観視はできないものの、残留争いに巻き込まれるほどの悪い数字ではない。しかし、得点数がここまで23得点とリーグワースト2位。もちろん攻撃陣だけの問題ではないが、今夏に得点力不足を解消するための即戦力が補強されなかった点には疑問が残る。

ここでは、そんなチーム状態だからこそ帰ってきて欲しい、かつて柏に所属していて現在も国内で活躍中の現役OB選手を3人紹介していく。


DF酒井宏樹(柏レイソル所属時)写真:Getty Images

酒井宏樹(浦和レッズ)

柏レイソル所属:2009-2012

2023年9月現在は浦和レッズでキャプテンを務めるDF酒井宏樹。2012年に海外挑戦を果たす前までは、アカデミーからトップ昇格を果たした生粋の柏選手だった。当時からフィジカルの強さと鋭く正確なクロスには定評があった酒井だが、長い海外挑戦と日本代表での活動経験を経た現在、それら全てがレベルアップしており、更に、機を見た攻撃参加やゴールへの嗅覚など、日々洗練され続けていると思わせるプレーも数多く見せている。

柏は今夏、浦和レッズよりDF犬飼智也を期限付きで獲得。DF古賀太陽を中心に比較的若い世代が主軸となっていた守備陣にベテランが加わったことで、ゴール前には一層堅さが出たと言えよう。また、サイドバックには冬の補強で獲得したDF片山瑛一がおり、今季は右サイドの主力として活躍。神出鬼没なポジショニングでゴールを奪うなど、新加入選手の中でも結果を残している。

しかし、攻撃面に課題のある今の柏においては、より前方でクロスやシュート、突破力を発揮できる選手が求められている。FW細谷真大やMFマテウス・サヴィオら、前線で時間を作れる存在が複数いるからこそ、サイドを有効利用できるかどうかは攻撃の厚みに直結する。それゆえに、酒井ほどのプレースキルと状況判断力のある選手がいればと感じてしまうのも無理はないだろう。

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名前大島俊亮
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